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【幻想の】幻想のポイズン42【ポイズン】


[64]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/10/07(木) 22:35:41 ID:???
若林「(くそぉ……)」
高杉「(わ、若林さん……も、もう駄目だ! おしまいだ……!!)」

その中でも特に落ち込みが激しかったのは、前半だけで5失点という屈辱を受けた若林源三である。
全日本Jrユースのほぼ全員がオータムスカイズの者達に通用しなかったとはいえ……。
それでも彼らは一度や二度の勝負で敗北を喫したというだけの話である。
だが、若林源三は5失点もしたのだ――5度も前半だけで失点を許してしまったのである。
その事実は練習試合とはいえ人々の記憶に残る。
例え森崎や若島津が先発をしていても同じ結果になったであろうとはいえ、それでも若林が5失点をしたという事実は事実なのである。

若林「(何故……俺が……こんな目に……!!)」
森崎「(ふん、若林め。この俺にたてつこうなんて考えるからだ……自業自得だ自業自得。
    しかし5失点をしたとはいえ他のヤツもまるで歯が立ってないから他のヤツらは相対的に評価を下げてないようだな……。
    ……ま、しかし、これで若林も精神はボロボロだ。 今更キャプテンに立候補しようなんざ思うまい)」

試合に出場をした者、ベンチで試合を見守っていた者達も既にオータムスカイズの強さを実感してきており。
そういう意味では、若林のこの大量失点は若林の責任だと考えている者は多くない。
ゆえに若林に対する評価は下がっていないのだが……。
その当の若林がこの状態では、まず、このJrユース中はキャプテンになろうと画策する事は無いだろうと森崎は判断。
椅子に座り、燃え尽きたように項垂れながら後半開始時間を時計をちらちら見て確認する若林を見つつ。
これで対立候補は一人減った……と、一人笑みを浮かべている。

日向「………………」
沢田「ひゅ、日向さ……」
若島津「よせタケシ、今の日向さんに近寄るんじゃない……」

そして、一方で反町と今の自身とのレベルの違いをようやく思い知った全日本のエースストライカー。
日向小次郎は、奇妙なまでに無口になりながら虚ろな瞳で視線を宙に彷徨わせていた。
その心境を図りかねた沢田は、思わず声をかけようとするも……若島津に止められ、まごまごと右往左往をする。


0ch BBS 2007-01-24