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【祝】バビ様が征く幻想郷5【初優勝】
[640]バビ様が征く〜幻想郷〜 ◆0xthjVH5t6
:2010/10/19(火) 01:03:28 ID:YYjZq9Ps
博麗神社離れ−夜−
いつものように二人布団を並べる。
もう慣れてしまった一つ屋根の下の生活。
いつもは寝つきは良い方なのだが、今日はなかなか寝付けないでいた。
原因?
分からない。
だが、最近ふと元の世界のことを思うことがある。
サンパウロのチームメイト、家族はどうしているのだろう。
普段あまり考えないようにはしているが、一度考え出すと止まらない。
不安、寂しさ、焦燥…そんな想いがぐるぐると頭をめぐるのだ。
省9
[641]バビ様が征く〜幻想郷〜 ◆0xthjVH5t6
:2010/10/19(火) 01:20:40 ID:YYjZq9Ps
鈴仙の声。
ただのかすかな寝言。
しかしそれは自分の心を大きく揺さぶる。
・・・気がつけば僕は鈴仙を抱きしめていた。
最初こそ驚いていたが、様子がおかしいことを感じると優しい声で語りかけてくれた。
鈴仙「・・・どうしたの?」
バビントン「・・・・・・。」
何も答えることは出来なかったが、鈴仙は何も言わずにただ抱きしめられていた。
[642]バビ様が征く〜幻想郷〜 ◆0xthjVH5t6
:2010/10/19(火) 01:21:54 ID:YYjZq9Ps
どれだけ時間が過ぎただろう。
一瞬か、それとも数時間か…そんな感覚さえ曖昧になっていた。
そんななか、先に口を開いたのは鈴仙だった。
鈴仙「なんとなく…だけどね。解るよ。貴方が何を思っているか。」
バビントン「・・・・・・。」
鈴仙「私も、月から逃げてきたときはそんな気持ちだったよ。」
バビントン「・・・・・・。」
鈴仙はこちらに向き直る。
顔が近い。
顔を背ける。
こんな情けない顔、好きな人に見せたくなかった。
省3
[643]バビ様が征く〜幻想郷〜 ◆0xthjVH5t6
:2010/10/19(火) 01:30:38 ID:YYjZq9Ps
鈴仙「こうすると、安心しないかな?」
バビントン「・・・・・・。」
鈴仙「昔ね、私が不安になってるときに師匠がこうしてくれたの。
凄く落ち着くんだ。月の戦争のことも、何もかもどうでもよくなって
気がついたら眠ってて…起きたらもう不安じゃないの。」
なんだろう、不思議な感覚だな。
少なくとも、こんな感情に浸ったことは無い。
鈴仙「いいんだよ。仕方ないよ。いきなり連れてこられて
省10
[644]バビ様が征く〜幻想郷〜 ◆0xthjVH5t6
:2010/10/19(火) 01:38:09 ID:YYjZq9Ps
鈴仙「幻想郷は全てを受け入れるわ。貴方も例外じゃない。
ちゃんと、みんな貴方を慕っているし、紛れも無く幻想郷の住人よ。」
バビントン「・・・・・・。」
鈴仙「私が受け入れられたようにね。貴方がきて…私は嬉しかった。
だから今度は私が受け入れてあげる。
不安だったら抱きしめてあげる。
泣きたかったら朝まで付き合ってあげる。
迷ったら私が手を引いてあげる。
だから…今はこのままお休みなさいだよ。
省6
[645]バビ様が征く〜幻想郷〜 ◆0xthjVH5t6
:2010/10/19(火) 01:40:20 ID:YYjZq9Ps
鈴仙「あなたの為なら、なんでもしてあげる。」
[646]バビ様が征く〜幻想郷〜 ◆0xthjVH5t6
:2010/10/19(火) 01:42:47 ID:YYjZq9Ps
最後に…そんな言葉が聞こえた気がした。
そして僕は思った。
鈴仙となら…きっと大丈夫だと。
幻想郷13日目、終了。
[647]バビ様が征く〜幻想郷〜 ◆0xthjVH5t6
:2010/10/19(火) 01:49:01 ID:YYjZq9Ps
はい、失礼しました。
14日目、終了でした。
切がいいので今回はここまでになります。
皆様、お疲れ様でした。
次ももJOKER乱舞期待してますw
[648]森崎名無しさん:2010/10/19(火) 01:55:13 ID:???
さすが正妻うどんげさんだ
いい女すぐる
[649]森崎名無しさん:2010/10/19(火) 01:56:37 ID:???
乙でした。
咲夜さんがJOKERで近づいたと思ったら正妻が引き離したでござる
[650]バビ様が征く〜幻想郷〜 ◆0xthjVH5t6
:2010/10/19(火) 09:04:00 ID:WRnJ4hJ6
幻想郷〜15日目〜
大会まであと7日…。
※バビンゲツインがパワーアップしました。
バビンゲツイン 低い必殺シュート 補正+8 消費160
マークがハート・ダイヤ一致でさらに+6 ポスト判定無し。
以上のようになりました。
朝、鈴仙に抱きかかえられたまま目が覚めた。
鈴仙「…起きた?」
バビントン「…あぁ。」
鈴仙「うん、大丈夫そうだね。」
そう言って、鈴仙は布団から出る。
鈴仙「朝ご飯作るからね。」
離れを出て行く。
省6
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0ch BBS 2007-01-24