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[206]森崎名無しさん:2010/11/21(日) 21:27:38 ID:???
生きる心地がまるでしない心境で、階段を駆け下りる井須等須くん。
快足なだけあって、走破するスピードは凡庸な者で追いすがることはできない。
だが、追っ手のロベルトはただの凡庸さんではなかった……本能に生きる変態だった。それが彼の不幸に繋がった。
ロベルト「ヒャッハアアホォォォォォォッ!!」
井須等須「な……にょわぁぁぁぁぁ!?」
井須等須が二階の廊下に踏み込んだと同時に、ロベルトは階段真横の壁に両足をぶつけ、跳んだ。
日本の空手キーパーが得意にする三角とび。けれどロベルトはさらに本能的なアレンジを加えた。
階段の手すりを右足裏で掴むようにし、運動エネルギーを殺すと軌道を下に向け、急降下。
いくら天性の俊足を有する井須等須くんでも、斯様な人外じみた動きをされては稼いだ距離を縮められてしまう。
至近距離に中年のあたたか〜い息遣いを感じた井須等須は、いよいよ悲鳴をあげてなりふり構わず逃げだす。
井須等須「山の神さま芋の神さま仏さまポスト神さま妖怪でも怪獣でも大魔王でもマモノでも
なんでもいーからヘルプミー!!!!!!!」
しかし祈りはとどかなかった。
階段で距離を狭まれ、時折中年の手がシャツの裾を掠める感触に恐怖しながら……
井須等須少年は最後の希望である外へ繋がるドアのノブを回そうと足を止め……中年のタックルを受けて失神した。
そのまま意識を失った井須等須くんを肩に担ぎ、中年は喜声をあげてサントスの空へ消えた。
この話を聞いた某監督はこう見解を述べる。「敗因はドアは開けて出る常識!井須等須君は最高の走を見せた!」
ざんねんいすらすくんのてすとはここでおわってしまった!
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0ch BBS 2007-01-24