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【最後の夏は】小田Jr.の野望24【終わらない】
[874]小田ジュニア:2010/11/22(月) 19:49:14 ID:???
それから数日…
滅びのクリスマスと誰ともなく命じた日から明けて元日、ジュニアは不思議な場所にいた。
小「ここは…俺は…生きて……いるのか?」
???「いや。おぬしはきっちりと死んだよ。…いや、死んだという表現は違うな。おぬしはおぬしとして
別の世界で別に生きているのだから…おぬしは…いわば生き死にを超えた抜け殻…みたいなものだ」
掠れ、しゃがれた、聞き様によればおぞましい声。しかし不思議にジュニアはそれを恐ろしいとは
思わずその場所から起き上がろうとする。
???「まだ起きるでない。生きても死んでもいないとはいえ、おぬしにはおぬしという
存在概念が残っておる。今はそれを集め人形に定着させたばかりの状態。動けば…崩れるぞ?」
まるで脅すような物言い。しかし実際、ジュニアの体はまるで自分のものではないようで体軽く
動かすだけでも、まるで数十キロの鉛によって阻害されているような感覚に陥る。
小「…という事は、助けて…くれたのか?」
???「さてどうだろうね。存在概念の保持という意味ではそうかもしれないし、ようやく休める
救いの手からむりやりたたき起こした…ともいえる。結論なんて誰にもわからないさ。
小田タケシ」
声はするのだがどこにいるのかがどうしてもわからない。暗がりの空間だからなのか、それとも
それは、声だけの存在なのか…理由はわからないのだが。
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0ch BBS 2007-01-24