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【戦わなければ】幻想のポイズン43【生き残れない】


[37]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/10/30(土) 01:01:35 ID:???
★てゐ「後悔させないよ」→ スペード2 =魔理沙「お前らを手駒にする気はねぇよ」 交渉決裂……★
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てゐ「……ああそう」
魔理沙「お前とうどんげを強くするにゃ時間がかかるし、おまけに強くしてもお前らが使いもんになる保障はねぇ。
    つーか、さっきも言ったがお前らが活躍する場面そのものを想像出来ねぇよ。
    私は時間を無駄に使う主義じゃねぇ」

てゐの条件を跳ね除け、魔理沙は乱暴に席を立つとその右手に黒いサッカーボールを持ち。
もはやてゐには一切視線をくれず、食堂を出てゆく。
魔理沙の言うように、確かに、基礎的な能力はそこそこ高いものの器用貧乏な印象が拭えないうどんげ。
そして、パサーとしてはそれなりに優秀だがそれ以外の能力はいずれも中の下と言った程度のてゐ。
両方をレギュラーが狙えるまでに鍛えるのには時間がかかり、そして、仮にそこまで鍛えたとしても……。
とてもではないが、うどんげとてゐの二人が活躍をする姿というのは想像が出来ない。
何より、今、反町や霊夢を凌駕する力をつけようと目論んでいる魔理沙にはただでさえ時間が足りなく。
うどんげとてゐの為に時間を割く余裕というものもまるで無いのである。

薄暗い食堂の中、魔理沙が去ってからしばらくてゐは食卓に頬杖をついて魔理沙が出て行ったドアの方角を見つめ。
何事かを思案した後……小さくため息をついてから、ゆっくりと席を立つ。

てゐ「(安く思われたもんウサ……片方には会ってももらえず、もう片方には足蹴にされ……。
    やっぱ真面目君とパワー馬鹿じゃ元から私を使いこなしてくれる筈も無かったんかねぇ?
    でも、霊夢と早苗もどう考えても私を使ってくれそうもないんだよなぁ……)」

この幻想郷Jrユースにいるキャプテン候補は4人。
その中でも、てゐは自身のサッカーの分野――以外での手腕。
即ち、先ほど魔理沙に言ったように、裏工作や情報収集といった、汚れ仕事を発揮出来るのは。
根本的にキャプテン争いにはあまり意欲が無く、何もしなくてもキャプテンになれると思っている霊夢。
そして、生真面目で裏工作などを好まないであろう早苗を除く2人だけだろうと睨んでいたのである。


0ch BBS 2007-01-24