※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ 現行スレ 投票 最新20

1- レス

【戦わなければ】幻想のポイズン43【生き残れない】


[584]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/11/07(日) 22:37:53 ID:???
ある者は落胆し、ある者は当然の結果と受け止め、そして、当事者は頭を抱えて蹲る。
うどんげの突破の失敗を周囲の者達は様々な受け止め方をするのだが……。
しかし、そうこうしている間にも当然ながら試合は止まっておらず。
ボールを奪ったルナサは、小さくため息を吐くと背後にちらりと目を向けてからアイコンタクトでリリカに指示を出す。

ルナサ「(今日の紅白戦では何としても結果を出さねばならない……いくぞ)」
リリカ「(んー……オッケ! 体力のある内に全力だしちゃいましょ)」
ルナサ「(メルラン、早く起き上がれ……3人がかりでなければ正直突破は難しい……)」
メルラン「(ちょ、ちょっと待って〜、まだふらふらするの〜)」

ルナサの意図を汲み取ったリリカは逡巡した後、こくりと頷き。
それを見たルナサはボールを持って上がりながら、メルランへと視線を移す。
しかし、メルランはまだうどんげの幻惑から抜け出せておらず……。
ルナサはメルランの様子を見て再び憂鬱げにため息を吐き。
上がり始めたリリカへとパスを出しながら徐々にスピードアップして左サイドを上がり始める……が。

静葉「……止めるわよ、ルナサ!」
ルナサ「来るか、秋姉妹の姉……だが、そう易々とボールは奪わせないよ……」
リリカ「詐欺兎〜、あんたちょっと下がってなさいよ。 後であめちゃんか何かあげるからさ」
てゐ「私は現金じゃないと動かないよっと」

ルナサとリリカの前には、かつて若葉杯で凌ぎを削りあった相手でもある秋静葉――。
そして、リリカと同じ狡猾仲間であるてゐが立ちはだかり、パスコースを遮断しようと詰め寄ってくる。

ルナサ「(この二人をかわせばメルランも追いつく……そこからが私達の本領発揮だ……。
     それまでは絶対にボールを失う訳にはいかない……)」


0ch BBS 2007-01-24