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【戦わなければ】幻想のポイズン43【生き残れない】


[702]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/11/09(火) 15:11:35 ID:???
バコォッ!!

いい年をこいて、乙女チックで少女チックな星型のオプションを周囲に漂わせる咲夜は強くボールを蹴り――。
シュートは射出されると同時、低空を滑空しながら白チームゴールへと突き進む。
しかし、羞恥に耐えていた咲夜はまともなシュートフォームを取ることすら出来ず。
そのボールはブロックに入った穣子、ヒューイを簡単に吹き飛ばしこそするものの……。

パコォンッ!!

キスメ「!!」←どや顔してる
ヤマメ「や、やったキスメ! さっすがァ!!」

ブロックが最大の自慢でありセールスポイントのキスメには、あっけなく阻まれてしまうのだった。

美鈴「なにィ!? 咲夜さんのマジカル☆咲夜ちゃん☆スターがあんなに簡単に弾かれるのですか!?」
小悪魔「そんな!? 咲夜さんのマジカル☆咲夜ちゃん☆スターが!?」
咲夜「ううっ……おっ、お嬢様ぁ……!」

そして、この光景を見て思わず息を呑んだのは美鈴と小悪魔という咲夜と同じ紅魔館メンバーである。
彼女達は当然のように咲夜の実力とマジカル☆咲夜ちゃん☆スターの威力の程を知っており。
確実に決まる事はなかろうと、せめてキーパーには届くだろうと考えていたのだ。
しかし、結果はキスメにブロックされるという形に終わり、これには目を丸くして驚き――。
一方でナチュラルに技の名前を連呼された咲夜は思わず涙目になりながら、その場に泣き崩れる。
完全で瀟洒な従者が、あまりの羞恥についに心が折れてしまった瞬間であった。


0ch BBS 2007-01-24