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【戦わなければ】幻想のポイズン43【生き残れない】


[757]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/11/10(水) 19:22:23 ID:???
一方、ベンチに下がったリグルとチルノの二人は魔理沙に対して両者憎しみの篭った視線を向ける。
こちらは当然ながら魔理沙の事を嫌っている為、素直に魔理沙が新技を身につけた事は快く思っていない。

そして、紅チームの攻撃陣――霊夢や反町といった者達は。
その殆どが魔理沙の新技に驚きながらも急いで自陣に戻り、守備陣と合流を果たすのだった。

レティ「ごめんなさいね……折角のリードを、守りきれなかったわ」
霊夢「仕方ないわよ、アレはそれなりに強いし」
リリカ「(あ、アレでそれなりに強い!? 嘘ォ!?)」
メルラン「あははははは〜! 豪快だったわね〜、ああいうの好きだわ〜」
ルナサ「……笑い事じゃないぞメルラン」

申し訳無さそうに頭を垂れるレティに対して、霊夢は止められなくても仕方ないと言いつつ。
小さく欠伸をしながら特にこれといって危機感を感じていない様子で時計を見やる。
その反応を見て、周囲の者達は魔理沙のシュートをもっと恐れてもいいのではないかと疑念を持つのだが――。

妹紅「いやぁ、凄かったよね反町!」
反町「え?」
妹紅「魔理沙の新技だよ! 一応、今の紅白戦では敵だけど代表として戦う時は味方だもんね!
   あんなシュートを撃てるのがいてくれれば、幻想郷代表も安泰だ!!」

そんな最中、不意に反町に声をかけたのは熱血博愛主義者の妹紅であった。
そもそもそれほど身内での争いごとなどには興味(というかそういうのがある事に感づいてない)が無く。
仲間となった者達には全員敬意と友情を覚える妹紅にとって、この魔理沙の新シュートは脅威を与えるものではなく。
むしろ味方にしたら頼りになる事このうえないという印象しか受けないものだった。
だからこそ、こうして妹紅は反町に同意を求めてきたのだが……。

反町「………………」


0ch BBS 2007-01-24