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【戦わなければ】幻想のポイズン43【生き残れない】


[809]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/11/11(木) 23:22:50 ID:???
妹紅「いたたた……って、大妖精、凄いじゃないか! あの魔理沙のシュートを弾くなんて!!」
大妖精「え!? あ! は、弾いてる! 私、止められたんですね!?」
レティ「(無我夢中だったのね……まあ、無理は無いけれど……)」

吹き飛ばされた衝撃が未だに残っており、まだ体勢を整えられていないDF陣は――。
しかし、大妖精が見事にファイナルスパークを防いだとあって目を見張りながらも喜び。
一方で大妖精は本当に自分で弾き返せたのかと目を丸くして驚きながら、しかし、手に残るボールの感触。
そして、喜んでいる周囲の者達を見ておろおろとしながらもぎこちなく笑みを浮かべる。

魔理沙「(大妖精にも止められるようじゃ駄目だ……! どんな奴だろうが吹き飛ばせなきゃ意味がねぇ!
     もう一発……もう一発ボールを持って……っ!?)」

逆に魔理沙はといえば、大妖精に止められた事に若干のショックを受けつつ。
しかし、もう一度撃って今度こそきっちりとゴールを奪ってみせると強く意気込む。
だが、その瞬間――魔理沙はその右足に違和感を覚え、顔を顰めながら小さく舌打ちを打った。
――この幻想郷代表の中では恵まれた体力を持っている霧雨魔理沙。
しかし、そんな彼女の体力も――二度続けてのファイナルスパークの連射で、既に余裕を無くしている状況であった。

魔理沙「(せめて前半で打ててりゃ時間とハーフタイムの回復でもう一発打てたんだが……。
     今からじゃどうやってもファイナルスパークは打てねぇな。
     ちっ……お空が決めてくれるのを待つか、ドリブルゴールを選ぶかの二択か……)」

輝夜「うわ〜、凄いわね大妖精! 魔理沙のとんでもシュート弾いちゃったわよ!?」
パチュリー「彼女のセービングは早苗さえいなければどこのチームに行っても通用するレベルでしょう。
      ……ただ、同じセービングという土俵では技の性能の分早苗に分がある。
      早苗はスタミナが無い、一対一に弱いという弱点もあるけれどそれは大妖精にも言える事。
      ――正直言って、今のままでは彼女は第二キーパー以外の何者でもないわね」
輝夜「(あれで第二キーパーって……贅沢なチームだこと)」


0ch BBS 2007-01-24