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【戦わなければ】幻想のポイズン43【生き残れない】


[898]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/11/15(月) 01:16:19 ID:???
〜西ドイツJrユース合宿所〜

時を同じくして西ドイツJrユース合宿所――。
ここでは、全幻想郷Jrユースが始動をしてから1週間。
選手兼コーチとして新たに参入をした、3名の選手が猛威を奮う程に西ドイツメンバーにスパルタに近い練習を強いていた。

ドッゴォォォオオオオオオッ!! ズバァッ!!

シュタイン「ぎゃああああっ!!」

その中でも特にしごかれていたのは、(一応)正ゴールキーパーであるシュタイン。
轟音と同時に太陽の熱をも伴うかのような激しく、雄雄しいシュートを無尽に受け。
既にキーパーとしての自信すら失いかけていた彼を、容赦なく襲っていたのは――。

レミリア「ふん……所詮は三流キーパー……以下の以下、だな」

紅魔の主にして、幻想郷最強の呼び声高いFW――レミリア=スカーレットであった。
八雲紫の命――というよりも、依頼により西ドイツJrユースへと参加をしたレミリア。
しかし、この場にはやはり彼女の求めるような好敵手の存在は皆無であり。
つまらなそうにため息を吐くレミリアの横で、この西ドイツJrユースのエースストライカー。
カール=ハインツ=シュナイダーは息を呑みながらも、レミリアの行動全てをつぶさに見ようとする。

レミリア「(このチームは攻撃過多だ……つまり、紅魔スカーレットムーンズとほぼ同等と言っていいチーム状況。
      あの忌々しい霊夢の二番煎じとケリをつけるのにはうってつけだな。
      ああ、それにしても今頃フランはどうしているのかしら? お姉ちゃんは心配だわ……。
      いじわるなチームメイトに苛められたりしてないかしら?)」
シュナイダー「(凄まじい威力のシュート――そして、パワーとテクニックだ。
        今はまだ及ばん……だが、いずれは必ず追いつき……そして、追い越してみせる。
        マリーにこの俺こそが世界一のお兄ちゃんであると言わせる為にも!)」


0ch BBS 2007-01-24