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【戦わなければ】幻想のポイズン43【生き残れない】


[926]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/11/15(月) 18:59:43 ID:???
>★天子「成長チャンぬ」→ スペード6 =天子「お前の浅はかさは愚かしい」 松山「え?」★
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全日本Jrユースメンバーの中から比那名居天子が目をかけた人物。
それは汚い忍者でもなければ、リアルにモンクタイプな空手キーパーでもない。
北国出身の努力家MF――北海の荒鷲、松山光であった。
既に殆どの選手たちが練習終了という事で引き上げ、自室へと戻ろうとする中。
生来の努力家である松山はなおも居残り、額に汗を流しながら練習に励む。

松山「(俺は翼や日向みたいな天才じゃない……! 俺が上手くなるには、誰よりも努力する必要があるんだ!
    反町だって、きっと幻想郷ではそれこそ血が滲む程の特訓を繰り返してきた筈!
    追い越された分を取り戻すには、少しでも練習時間を増やすしか……)」
天子「お前の浅はかさは愚かしい」
松山「え?」

とにかく練習をしなければ次に反町達と戦う時に――幻想郷の者達と戦う時に、またも何も出来ないまま終わってしまうと考える松山。
そんな彼はただ我武者羅に練習を繰り返していたのだが、しかし、そんな松山の背後に迫った天子は。
不躾にも松山の練習を否定し、その言葉を聞いて思わず松山は間抜けな声を出しつつ……。
しかし、すぐに表情を険しいものへと変貌させて反論をする。

松山「俺のどこが愚かって言うんですか、天子さん……。
   俺はあなた達みたいに才能はこれっぽっちも無いんだ。 だから、その分をこうやって努力で補うしかない。
   邪魔をするつもりなら――」
天子「一瞬の油断が命取り。 それがわかっている分お前はまだ賢い。 ジュースを奢ってやってもいいくらいね。
   でも、ただ闇雲にボールを蹴るだけじゃ意味が無い。 見ろ、見事なカウンターで返した」
松山「……えっと? え?」
天子「つまり、努力をする事自体は否定しないけれど。 ちゃんと目標なり目的なりを決めてやらなきゃ意味無いって事。
   あんたボールを蹴る時さっきまで何を考えてた? 何かを極めようと、高めようと思ってちゃんと動いてた?」
松山「それは……」
天子「違うでしょ? ただ焦ってシュートを乱発したりボール持って走ったりしてただけでしょ?
   それじゃ成果が出るものも出ないって言ってるの」


0ch BBS 2007-01-24