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【戦わなければ】幻想のポイズン43【生き残れない】


[994]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/11/20(土) 00:17:00 ID:???
そもそも森崎にはこういった細々とした仕事など向いておらず。
森崎はスタジアムの更に奥へと向かい、観客席へと移動をしてフィールドへと視線を向ける。
何だかんだ言いながら、サッカー小僧でもある森崎。
一体どんな試合をしているのかと、楽しみにしながら試合展開を見守るのだが……。

森崎「なんだこりゃ……?」

ダダダダッ!!

りぐる「ヒャッハー! ドリブル突破だー!!」
てきの6ばん「……ほいっ」
りぐる「ふっふっふ……そしてこのままシュートォ!! やった! ゴール! 勝ったッ! 第三部完ッ!!」

緑の髪をした少年らしいFWはボールを持つや否やドリブルを開始。
しかし、そのドリブルは一流ドリブラーの森崎から見ればド三流もいいところであり。
モブっぽい顔をした敵MFにあっさりと奪われながらも、気づかないままシュートを打つ真似をし。
そのままゴールパフォーマンスをして、恍惚の表情を浮かべつつその場に立ち尽くす。
森崎はその姿を見て、どの世界にも似たような者がいるものだとしみじみと思いつつ呆れるのだが……。

カナコ「なんだかよくわからんけど勝手にボールを手放してくれたんだ。
    ここがチャンスだね! よし、いくよ!」
シズハ「(りぐるちゃんってば、いつまで経ってもあれなんだから……!
     仕方ない、ここは下がってFWへのパスコースを封じて……)」
ユウカ「ここかしら……祭りの場所は?」
シズハ「!? くっ……!」
ユウカ「あァ?」

ダダダッ!

カナコ「(ありゃ? な、何の真似だろうねこれ?)」
森崎「おいおいおいおい、何やってんだ?」


0ch BBS 2007-01-24