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【カミュが】ファイアーモリブレム22【来る】
[218]モリブレム ◆lT1/XKcIlo
:2010/11/03(水) 10:41:05 ID:???
チキ「うん。わたし…何か…こわい……ずっとこわいゆめを見ていたみたい……
でも、そのゆめを思いだせないの…それがもっと…もっとこわいの……」
小さくしゃくりを上げ続けるチキを落ち着かせるように、バヌトゥはゆっくりと彼女の小さな体を抱きしめる。
バヌトゥ「すまなかったのう…お前をこんな目にあわせてしまって…だがもう大丈夫じゃ。
これからはわしがずっと傍におるからの。もうチキが怖い夢を見ることはないのじゃよ…」
バヌトゥのしゃがれた、しかし温もりに包まれた優しい声を聞き、チキが顔を上げる。
チキ「うん。やくそくよおじいちゃま。もう…ひとりぼっちは…ぜったいいやだからね…!」
そして再びバヌトゥの赤いローブに顔を押し付けてすすり泣く。
傍から見れば、孫娘が祖父に思い切り泣きついているようにしか見えないどこかほのぼのとした光景だった。
トーマス「うっ…うっ…詳しい事情はわからんけど、どっちも無事でよかったぜ…」
森崎「良かった。本当に良かった…いくらマムクートとは言え、あんな小さな女の子を斬るはめにならずに済んで…」
しばらくして、森崎たちのいる部屋にサムソン隊とミディア隊が到着する。
バヌトゥは彼らに詳しい事情を説明した。竜族の長ナーガ王の娘であるチキのこと。
そしてこの子の力が無ければドルーアのマムクートたちに対抗することは難しいこと。
自分がしっかりと面倒を見るからこの子も同盟軍に同行させて欲しいことを熱心に語った。
ジョルジュ「強大な戦力として計算しても良さそうだが…バヌトゥ殿、いいのですか?こんな幼い子供を戦場に立たせても」
バヌトゥ「さっきも言ったと思うが、この子は見た目こそ10つ程だが、
実際に生きてきた年数はお前さん方全員の年齢を合わせたとて届かないのじゃ。
それにこの子の面倒はわしが責任を持って見る。心配はいらんよ」
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0ch BBS 2007-01-24