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1- レス

【カミュが】ファイアーモリブレム22【来る】


[387]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/11/06(土) 02:54:08 ID:???
マリク「(うぐぐぎぎぎ……右も左もあまずっぱいというかあつくるしいというか…
    エリス様。待っていてください。僕も必ず貴女を救い出して、そして……うわぁ〜〜〜ん)」

バシュバシュバシュッ!ズッシャアアアアアッ!!

一人黙々と重騎士たちを駆逐していくマリクを先頭に、マルス隊はさらに前へと突き進む。

ロレンス「待て!これ以上進むことは誰であろうと許されぬ!」

シーダ「あ…あなたは…!!」

新たに現れたグルニアの重騎士たちを束ねるのはグルニアの先王の代から使える歴戦の兵ロレンス。
実は彼はシーダとは旧知の仲である。タリス島の部族統一を目指すモスティン、現タリス王とは良き親友で
ロレンスの助力がなければ今のタリス王国は成り立っていないだろうとまで言われている。

タリスの国益が安定しアカネイア七王国の一つとして成り立つまで
およそ3年の間彼はずっとタリスの国防を手伝っていた。
まだ幼き頃のシーダのお世話をしていたのはちょうどその頃である。

ロレンス「(栄光あるグルニア王国もこれで終わりだな…国王…あなたをお恨みいたしますぞ…)」

ロレンスはドルーア帝国と同盟を結ぼうとする国王に対して最後まで反対をした男でもある。
たとえ戦力はマムクートを中心としたドルーアの方が上だとしても
アカネイア、アリティア、マケドニア、オレルアンなどの大国と力を合わせれば
100年前のアンリの奇跡をもう一度起こせると強く説いた。
しかし、弱気で病弱な国王は自らの保身を第一とし、強引にドルーアと同盟を結ぶ。

ロレンスは悟った。この瞬間、英雄オードウィンが建国したグルニア王国は地に落ちたと。
しかし王がいくら無能とてこの愛してやまないグルニアの大地には罪は無い。
せめて自分の最後の戦場は今まで自分を育んでくれた故郷にしようと、ロレンスは銀の槍を取り立ち上がった。
そんな悲痛な決心を胸に抱える彼の目の前に現れたのは、あの懐かしい日々に子守りで手を焼いたシーダ姫だった。


0ch BBS 2007-01-24