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【カミュが】ファイアーモリブレム22【来る】
[388]モリブレム ◆lT1/XKcIlo
:2010/11/06(土) 02:55:09 ID:???
彼女はあの頃と同じようにロレンスの方を見つめていた。しかし、その瞳が物語っているのは大きな悲しみ。
幼い頃自分と遊んでくれた優しい髭の老将軍と槍を交えなければならないと言う悲しみだけだった。
シーダ「ロレンスのおじさま……!」
ロレンス「…シーダ姫か。懐かしい呼び名じゃ。
姫。あの頃に比べ随分とお美しくなられましたな。そして…お強くもなられた。
今のそなたは勇猛高き名将モスティン王の傍らにて
無敗を誇っていた伝説の天馬騎士ティーエ殿の生き写し。
姫の武勇はこのグルニアの地まで届いておりますぞ」
マルス「ロレンス将軍。どうか剣を納めて頂きたい。これ以上の争いは無意味です」
ロレンス「それは出来ぬ相談だ同盟軍の盟主マルス王子。そなたも一人の武人ならば覚悟を決められよ」
シーダ「おじさま……いいえ、ロレンス将軍。タリスの第一王女としてあなたに問います。
あなたのことは父から聞いています。あなたはグルニアが
ドルーア帝国に味方することは反対だったのでしょう?
どうして…どうして止められなかったのですか!」
ロレンス「…聡明なシーダ姫ならば気づいておろう。わが国の王はとても臆病な方で
巨大なドルーアの力に恐れをなしたのです。…下手に力を求めたゆえの愚かな蛮行…
もはや後戻りすることは許されません。私はこのまま母国と運命を共にします」
シーダ「将軍!ドルーアの狙いはマムクートによって人間を征服することにあるのです。
グルニアのためにも、そして世界の罪無き人々のためにも。
私たちは手を取り合いドルーアの野望を打ち砕かねばなりません。
どうか…どうか将軍…戦いをやめて私たちを助けてください!」
避けられる戦いならば避けたい。ロレンスは昔自分をお世話してくれた大事な恩人なのだ。
失いたくない。助けてあげたい。シーダはそんな思いを胸に必死にロレンスに言葉を投げ、訴えかけた。
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0ch BBS 2007-01-24