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【カミュが】ファイアーモリブレム22【来る】


[442]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/11/07(日) 19:29:52 ID:???
〜森崎隊〜

アベルとミディアが捕虜にしたロベルトたちを後方に送った森崎たちは、グルニアの本城目指して進軍を続けていた。
初夏の日光を遮るものが何も無い広々とした平原は、地味に森崎たちの体力を奪っていく。

森崎「ふう…季節はすっかり夏か。今ごろ南葛高校では夏の県大会に向けて
   中山たちが頑張っているんだろうな。……頑張って……いれるのかな」

片桐の話では、中山はあくまで高校生レベルとしてはそこそこの力を保持できているらしい。
しかし今まで彼を輝かせていた絶妙な守備センスや、どんな球際にも食らいつく根性が陰りを見せているらしい。
それは山森や中里も同様で、南葛高校の戦力としては数えられるものの
やはり岬や高杉、修哲トリオに比べるとワンランク下という印象を拭えないと言う。

森崎「(俺がこうしている間にも、中山たちは若林に……くそっ!)」

しかし若林が自分の能力を下げようと企んでいるのが分かっていながら
ホイホイ日本に戻っても、自分も中山たちの二の舞になってしまう。
サッカー協会の協力は得られない以上、万全の体制で日本に帰還したい。
自分が絶対に若林に負けないと言う自信と実力を身につけるまでは戻るわけにはいかない。
ガトーに会い、成長が止まってしまったこの体を改善してもらうまでは。

そんな神妙な面持ちの森崎に、心配そうに話し掛けてくる者がいた。それは…
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0ch BBS 2007-01-24