【受け継がれる】キャプテンEDIT17【魂】

※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票

[116]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk ：2010/11/08(月) 23:12:16 ID:???
早瀬「――俺は信じている。この鳴紋中サッカー部は、そんなことで負けたりはしないってな。
去年の大会の後、今の俺と同じように引退していった小豆沢前キャプテンは言ったぜ。
『自分たちを超えていけ』ってな。その宣言は、こうして結果を残すことで叶えられたと思う。
だから、俺もお前たち残される後輩たちに言おう。……俺たちを超えていけ！
今回、俺たちは僅かに1点及ばず南葛に負けて、準優勝に終わった。
だが、至らない俺を助けて全国の決勝まで押し上げくれたお前たちなら、来年はその差を覆せるって信じている。
お前たちが、俺たちを超えられる選手だって信じている！
そして、俺の信じたことが現実なら、鳴紋中はもう誰にも負けねェ。今年倒したチームが雪辱を狙ってきても。
再び全国決勝の大舞台で南葛と戦うことになろうともだ。……信じさせてくれ。鳴紋中サッカー部は、最高のチームだと！」

大前（最高の……チーム）

早瀬「……なんつーか、勝手なことばかり喋っちまったが、俺から言いたいことは以上だ。
チームの運営、個人的な練習、プレイに当たっての心構え、後のことは全てお前たちに任せる。
ただ俺たちが前の世代から受け継いだ意思を憶えていたように、お前たちが俺らから渡したバトンを握っていることを忘れないでくれ」

言って、早瀬はもう一度深々と頭を下げた。

――パチ、パチ、パチ……

誰かが、手を打つ音がグラウンドに響いた。それは、間もなくより大きな音となって夏の空に吸い込まれていく。

――パチパチパチパチパチっ……

部員全員からの、盛大な拍手。
そのリズムに贈られるようにして、鳴紋中サッカー部史上空前の成績を残した世代が去っていく。
これを絶後のものとするか否かは、残された世代への宿題である。

※　鳴紋中サッカー部から三年生世代が引退しました　※

前次写

0ch BBS 2007-01-24