【受け継がれる】キャプテンEDIT17【魂】

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[39]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk ：2010/11/07(日) 04:35:27 ID:???
こうして、第15回全国中学校サッカー大会は幕を閉じた。
鳴紋中の成績は例年の全国一回戦負け、昨年の県大会敗退に比べて、大きな躍進と言える準優勝。
……だが、下賜された銀色の輝きは、より眩い黄金の輝きと比して、あまりにも小さく見えた。

やす子「大会準優勝、まずはおめでとう。……といっても、それを素直に受け止められる子はそんなに居ないと思うけれど」

早瀬「……まァ、な」

長池「指呼の距離まで迫った栄光を逃したんだ。準優勝を喜ぶよりも、決勝で負けた気持ちの方が大きいだろう」

やす子「そうね、監督の私としてもこの敗戦は悔しいわ。でもね、貴方達選手には、ただ悔しさを滲ませるより、もっと先を見て欲しい。
今日の決勝で私たちは、全国最強の敵と戦い、そして破れた。
……これはつまり、私たちが最強を名乗るのに何が足りないかを浮き彫りにしたとも言えるわ」

大前（……俺に、森崎や南葛のＤＦをまとめて倒せるようなシュート力があれば。いや、もう少し勝負度胸があれば――）

比良山（相方がいくら全国トップクラスのポストプレイヤーとはいえ、球を受けた俺が決められなければ意味が無い――）

雪村（僕は長野で最高の10番だけど、全国で最高なわけじゃない。全国には大空も、松山もいる――）

本多（決定的に実力が足りていない。守備力も、攻撃に参加する力も、ありとあらゆるものがだ――）

輝林（守備力は南葛のどのＤＦにも負けていない自信がある。……けど相手の攻撃陣に及ばなければ無意味――）

渡会（もうゴール前で案山子になるは嫌だ――）

飯地の言葉に、各々自分自身に欠けている要素を見つめ直す選手たち。

前次写

0ch BBS 2007-01-24