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【受け継がれる】キャプテンEDIT17【魂】


[600]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/11/12(金) 01:29:41 ID:???
>>F.いちいち学年を選ぶのもまだるっこしい。今は一番の要件である本多に会うぞ!
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本多に会いに行くのにどこで声を掛けようか。
そう考えていると、グラウンドで休み時間にも関わらず練習を続けている本多を見つけた。

大前「うわ、渡会の言った通りだ。本当にオーバーワーク気味になっているよ。とにかく声を掛けないと……本多ー!」

本多「ぜぇ……はぁ……お、大前か」

声を掛けられると、ビクリと身体を震わせてこちらを見た。
練習中に話し掛けられて動きを止める辺り、本多も今の練習が効率的ではないと頭のどこかで理解しているのかもしれない。
それでも、焦りからやめ時が分からなくなった。そんなところだろう。

大前「渡会も心配もしていたぞ? 悩みが深いようだし、それを中々打ち明けてもくれないって。
まあ、最初に解決できなかった俺が言うのも、おかしな話だけど」

本多「……付き合いが長くなれば、それだけ話しづらいことも曲げづらい意地も生まれてくる。それだけだ」

そうすげなく言う本多。だが、突き放したりせずに会話を続けているのは、誰かに悩みから救って欲しい、という暗号にも思えた。

大前(本多も意地っ張りだなァ。……ともかく、ここは本多の悩みを解決しないと、進む話も進まない。
今度は間違えないようにしっかり考えないとな)

一呼吸を置き、考えを纏める。

大前(本多の悩みの元は、能力全般の不足じゃなく欠点。つまり、本多の今の能力の中で一番低いモノをなんとかしたいってことだな。
その上、この身体をいじめるようなオーバーワーク気味の練習。これから導き出される答えは――)


0ch BBS 2007-01-24