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【新チーム】キャプテンEDIT18【波乱のスタート】


[962]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/11/21(日) 01:28:48 ID:???
水守「……無いです」

次に口を開くときには、ハッキリとそう言った。

大前「そうか」

水守「ええ。この間の練習試合からの猛練習と、それと監督からの特訓。
それで腕を上げたとは思いますけれど、南葛のスタメンの相手は難しいでしょう」

言いながら水守は、自分の胸に手を当てる。
飯地との特訓で身に付けたソウルブロックは、南葛のように全国で通用する得点力を持った選手が複数いるチームには相性が悪い。
立て続けのシュートを防いでいれば、前半終了を待たずに交代だろう。
タックルやパスカットでも技が身に付いたが、それは未だ県内でも通用するかどうかのレベルだ。
それを知っているわけでもないが、大前は口を開く。

大前「俺は……勝つ気でいるよ。今の俺は、まだアイツらに及ばない。実際、一度も点に絡めなかったからな。
けど、来年の俺は決してそうならない。その為にも、今から強くなる気でいる」

水守「……」

大前の言に、水守は黙って耳を澄ます。

大前「俺だけじゃない、比良山や輝林、本多なんかも今俺と一緒になって、チームをもっと強くするために力を貸してくれている。
浅村も、こないだからそれに加わってくれたんだ。少しでも上達したい、どんな特訓にも耐えるからってさ」

水守「あはは、浅村らしいですね」

大前「だろ?」

緊張が解けたように、少し笑う水守。その表情が、半ばこれからする話を予想しているように見えた。
だから、大前は思い切って切り出した。


0ch BBS 2007-01-24