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【白熱する】幻想のポイズン44【レギュラー争い】


[228]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/11/21(日) 00:12:36 ID:???
妖精1の拒否の言葉は、とてつもなく切羽詰ったもの。
それもその筈、この段階で妖精1とヒューイの間には、天と地程の力量差が出来ている。
今更少しくらいフィジカルが強くなろうと、焼け石に水。
この程度ではヒューイと同じ高みには決して登れないと、妖精1は尚も練習を続けようとするが……。
当然ながらにとりは断固とした態度で止め、正論を持ってしてこれ以上の練習は無意味なばかりか。
むしろこれからの練習に不利益しか齎しはしないと説明し、強制的に練習をやめさせる。

これを受けて、妖精1もようやく足を止め……。
力なく項垂れると、にとりに対して深く頭を下げ、謝罪をするのだった。
折角にとりが指導をしてくれたのに、自分が上手く出来なかったために成果が出なかった。
そのことに対して、彼女は大きな負い目を感じてしまっていた。

にとり「……気にするな。 今日は体力が残ってなかったからさ。
    これからも頑張ろう。 な、妖精1」
妖精1「……うん」
にとり「(自信を失くすなよ、妖精1。 頼むから、耐えてくれ。
     お前には才能があるんだ。 ヒューイにだって負けない、凄い才能があるんだ!
     だから、諦めないでくれ。 ヒューイには絶対に敵わないって、思わないでくれ!)」
妖精1「(ありがとう河童……やっぱり、河童は凄いよ……。
     私をこんなにまで買ってくれるし、私が困ってたら助けてくれる……。
     ありがとう河童……私……次こそ、河童の教えをちゃんとやってみせるから……)」

こうして河童と妖精の師弟コンビは、ボールを片付けた後、自室へと引き上げて行く。
成果は決して大きなものとは言えない。
しかし、それでもこの師弟は、成果以上に素晴らしい何かを手に入れたに違いない。

                           全幻想郷Jrユース 合宿9日目 終了

※妖精1とにとりの感情が にとり→(師弟・堅い信頼)←妖精1 になりました。


0ch BBS 2007-01-24