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【白熱する】幻想のポイズン44【レギュラー争い】


[71]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/11/17(水) 23:28:05 ID:???
よっぽどうどんげが情けなく見えたのか、らしくもないアドバイスなどをしつつ。
霊夢は小さな振り足からボールを蹴り、コーン目掛けてパスを出す。
一見何の変哲も無いパスだが……しかし、そのボールは低空で飛んでおり。
やがて地面に着地をすると、小さくまるで水切りをするように何度かバウンドを繰り返し。
そして、そのたびに徐々にスピードを強めてやがてコーンにあたる。

うどんげ「わ、わぁ……前に転がる回転をかけたパス? 凄い!」
霊夢「この程度のパスならあんたでも出来るでしょ。 パスセンスは悪くないんだし」
うどんげ「で、出来るかなぁ……」
霊夢「出来るわよ、簡単だから」
うどんげ「(霊夢の簡単は私達の難しいなんだけどなぁ……)」

繊細な足元の技術とパスセンスが無ければ不可能なこの技をいとも容易く見せ。
そして、この程度なら出来る筈だと言われたうどんげは冷や汗をかくのだが……。
それでも、折角霊夢が手本を見せてくれたのだからと練習に励み。
午後の練習時間一杯をかけ、ようやく必殺パスを身につけたのだった。

うどんげ「やったぁ! これで出番も増えるよ!」
霊夢「(……この程度のパスが出来たくらいで何を喜んでるのかしら)」
うどんげ「紅の巫女さん、ありがとう!」
霊夢「(……ま、喜んでるんだし無粋な事言うのはやめといてあげましょうか。
    泣かれるとめんどいし)」
うどんげ「(やっぱり霊夢はいい人だぁ……)」

※うどんげが必殺パス「カローラヴィジョン」を習得しました。
※うどんげの霊夢への評価が+1されました。


0ch BBS 2007-01-24