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【白熱する】幻想のポイズン44【レギュラー争い】


[77]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/11/18(木) 00:15:58 ID:???
反町達が近寄っても、まるで微動だにせず読書をするパチュリーを見て反町はため息を吐きつつ。
手短に、自分達が来た用件を伝えようとする。
リグルが最近、伸び悩んでしまっているという事。
シュート力の方には既に伸び白は殆ど無く、しかし、このままでは魔理沙に抜かれてしまうと危機感を抱いている事。
果たしてこれからリグルの練習はどのようにしていくのが、強くなる為の一番の近道なのか。
コーチであるパチュリーの意見を聞かせてもらいたいと、全てを包み無く話し。
そこで言葉を切ると、パチュリーはようやく本から反町達の方へと視線を向け……。
次いで、その横で居心地悪そうにしているリグルに目を向ける。

パチュリー「(……付き添い付きね。 ふむ……私を信用している、という訳ではないか。
       まあ、会話すらまともに交わした事自体無いものね)
      で……話はわかったけれど、最終的にあなたはどうなりたいのかしら?」
リグル「え?」
パチュリー「あなたの希望を聞かせて欲しい、と言ってるの。
      当座凌ぎの事ならいくらでも出来るけど、最終的なビジョンが見えていないと私としても指導のしようがない」
リグル「え……? な、なに?」
反町「えっと……つまり、リグルがどういう選手になりたいのかをパチュリーさんは聞いているんだよ。
   お前のなりたいような選手像を言ってみろよ」

紅茶を一口啜りつつ、リグルに問いかけるパチュリー。
どういう選手になりたいのか――どういった役割をこなしたいのか、何をしたいのか。
純粋なリグルの気持ちを聞かなければ、まずはアドバイスのしようも無いとパチュリーは言い。
これを受けてリグルは、若干戸惑いながらも、反町の後押しを受けて口を開き……。

パチュリー「(さて……ただの馬鹿か。 それとも……?)」
リグル「私は……」


0ch BBS 2007-01-24