【魂の】キャプテンEDIT19【DF】

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【魂の】キャプテンEDIT19【DF】

[100]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk ：2010/11/21(日) 22:56:16 ID:???
？？？「ふふふ。この一年の付き合いで、貴方が私の見込み通りのお客様であることがよーく分かりました。
人間らしい臆病さでここから逃げ出そうともしないのが良い証拠よ。だから、もう少しサービスの幅を広げてみようと思うの」

大前「サー、ビス？」

そう反駁するのが精一杯だった。

？？？「ええ、サービス。良く考えてみたら、勿体ないとは思いませんこと？
普通の人間では手にすることもできない、幻想の力と言う商品を提供頂いているのに、こちらが返すのはありきたりの金銭に過ぎない。
こんなものはちょっとの時間を労働に割くだけで充分に得られるものよ。特に貴方の様な若い身空で使う分にはね。
だから、もっと違うものを受け取ってみたくはないかしら？」

大前「違う、もの？」

？？？「例えば、サッカーが上手くなる秘訣とか。貴方にとってはどんな高額な金銭にも替え難いでしょう？
余暇も、勉強の時間も、全てを切り詰めてサッカーにつぎ込むくらいですもの。
例えば、練習試合の相手とか。経験は何にも増して得難い財産。けれどその機会は限られている。
ならば私がそれを提供して差し上げますわ。相応の対価と引き換えならばね。
そして例えば――世にも珍しい道具とか。これらのものを、私が貴方に商ってあげましょう」

それはとても魅力的な提案だった。
だが、だからこそ恐ろしい。こちらが喉から手が出るほど欲しがるものを渡せると、いとも簡単に嘯く様。
それはまるで――

？？？「いやぁねえ。私のことをまるで悪魔か何かでも見るような目で見て」

そんなものではありませんよ、と女はうそぶく。

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0ch BBS 2007-01-24