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【ストライカーの】幻想のポイズン45【条件】
[715]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To
:2010/12/17(金) 02:15:24 ID:???
さとり「私も……かつては幻想郷で3大キーパーと呼ばれるだけの実力と栄誉を持っていました。
あなたが小学生時代、全国大会を制覇し。
同世代では圧倒的な実力を備え、地位と名誉を手にしていたのと同じように」
若林「……過去形なのは」
さとり「はい、そうです。 ……私はその地位から転落したのですよ。
今となっては、私は幻想郷でも見向きもされません。 元々嫌われ者なのですから、いいんですけれどね」
軽口を叩くように言うが、しかし、その表情は非常に自暴なものであり。
現状、あまり精神的に余裕がない若林にも、それが決して本心でないという事がわかる。
だが、それでもさとりは自嘲を未だに浮かべ、夕日から地面へと視線を移しながら更に呟く。
さとり「ただ一度の失態から、ずるずると私のサッカー人生は狂っていった……。
私の能力を最大限に生かし、戦っても……それ以上の力で押さえつけられ、強引に勝利をもぎ取られた。
元々、私はそれほど強い種族でもなければ身体能力も見ての通り高くはありません」
若林「か細い腕に低い身長……少なくとも、サッカー選手には見えないからな……」
さとり「ふふ……正直ですね。 ……私はもう、サッカーをしたくありません」
若林「何?」
ついさっき会ったばかりの、しかも完全に初対面である若林に対して。
疲れたようなため息と共に、さとりは静かにそう宣言をした。
それは初対面であるが為に言いやすかったのかもしれないし、或いは、心を見た事で。
若林が自分と同じ境遇にある事を知り、そんな若林だからこそ喋る気になったのかもしれない。
さとり「ここ最近……いつも、ボールを受けて吹き飛ばされる夢を見るのです。
毎晩毎晩……いつもいつも。 同じ選手にシュートを撃たれ、惨めな思いをする。
苦しいんです……もう……」
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0ch BBS 2007-01-24