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【ストライカーの】幻想のポイズン45【条件】


[724]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/12/17(金) 20:09:21 ID:???
さとり「………………」

若林が去り、しばらく川原で佇んでいたさとりだったが……。
しかし、いつまでもそうしている訳にもいかず……やがて日が暮れ、あたりが暗くなると。
若林が向かった方向とは真逆の方角へ足を向け、歩き出し……帰路についた。

さとり「(どうして戦えるの……負けることが怖くないの……?)」

心中で先ほどの若林の言葉を繰り返し、それに対して何度も疑問を持ちながら。
さとりはやがて、自身が宿泊をするフランスJrユース寄宿舎へと帰り着く。

既に合宿が開始されてから1週間の月日が経過している中。
さとりは一度として、フランスJrユースの面々と練習を共にしたことが無かった。
それはさとりの中にサッカーをやる意思が無かった為に、練習をする意味を見出さなかった事もあるが。
それより何よりも、このフランスの者達と共に戦っても勝利をもぎ取る事は難しいだろうと考えていたからである。

練習をしたこと自体はないが、練習をするフランスJrユースの面々を見た事はさとりにもあった。
そんな中で、エル=シド=ピエール。ルイ=ナポレオンという才能あふれる選手をさとりは見つけていたが……。
それ以外の選手達が、そろいも揃って問題外な実力しか持っていない事にある程度見当をつけていたのである。

そんな者達と共に練習をする事自体、馬鹿馬鹿しい……というよりも、無益で無意味だとさとりは考えていた。
こいしだけは珍しく面倒見よく練習に付き合っているらしいが……。
それもすぐに飽きて、いずれは自分と同じようにフランスメンバーの練習を見る事は無くなるだろうと思っていた。

しかし……。


0ch BBS 2007-01-24