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【ストライカーの】幻想のポイズン45【条件】


[726]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/12/17(金) 20:11:40 ID:???
さとりはしばらくその光景を、ただ呆然と見つめ……一同はそんなさとりに気づかぬまま、練習に明け暮れる。
だが、それから約1時間が経過した頃。

ドサリッ……

こいし「はぁっ……はぁっ……! ゲホッ!」
さとり「! こいしっ!!」

何時間もたった1人でチーム一同を指導し、動き回っていたこいし。
八意永琳のようなスタミナもなければ、効率的に指導も出来ないこいしの身体には当然ながら疲労が蓄積し。
痙攣する足を引き摺りながら、今日何度目になるかわからない消えるフェイントを見せた瞬間、その場に倒れこむ。
その姿を見た瞬間、さとりはこいしの名を呼びながらフィールドへと駆け出し。
ここでようやくさとりが見ていた事に気づいたフランスJrユースの面々は目を丸くして驚き。
こいしはさとりの声を聞くと薄く微笑みつつ、地面に倒れながらさとりに視線を向ける。

こいし「お、お姉ちゃん……はぁっ、はぁっ……」
さとり「こいし……こんなになるまで……どうして……!」

地面に倒れたこいしを抱き起こしながら、さとりは今にも泣きそうな顔をしこいしの名を呼ぶ。
愛らしい顔は泥に塗れ、フィールドを駆け回った為に巻き上げられた埃で服は汚れ。
額――否、顔全体には大きな汗の粒が浮かび上がっている。
ポケットからハンカチを取り出し、こいしの顔を拭いてやりながらさとりはどうしてここまでと呟くのだが……。
それに対してこいしはやはり笑みを浮かべながら、薄っすらと口を開く。

こいし「こ、こいつらが私達に見合うくらい強くなってくれないと……困るでしょ。
    私達は……大会で、優勝するんだから……」
さとり「そんな……無理よ、こいし。 優勝なんて大それた事……出来る訳が無いでしょう」


0ch BBS 2007-01-24