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【ストライカーの】幻想のポイズン45【条件】
[730]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To
:2010/12/17(金) 20:16:36 ID:???
こいし「それなら……私はお姉ちゃんを信じている」
さとり「え…………」
こいし「幻想郷3大キーパー。一対一では絶対に負けない、PKでは絶対に防ぐ、PA内のシュートは全て許さない。
八雲紫と伊吹萃香と並んで称えられる、お姉ちゃんを信じてる」
さとり「こいし……」
こいし「私はお姉ちゃんを信じてる。 だから……お姉ちゃんは、私が信じるお姉ちゃんを信じて。
……お姉ちゃんは、本当に凄いんだから。
誰にだって負けない……本当に凄いゴールキーパーなんだから……」
さとり「っ!!」
そして、さとりがこいしを信じているように。こいしもまたさとりを信じていた。
かつては幻想郷3大キーパーと呼ばれていた、あの頃の栄光は嘘ではないと。
地に落ちた今でも、その実力は決して八雲紫や伊吹萃香に劣るものではないと。
幻想郷で最強のゴールキーパーは、古明地さとりなのだと、そう堅く信じていた。
さとり「こいしっ……!」
心を閉じているこいしの心を、さとりは読むことが出来ない。
だからこいしが今何を考えているか、何を思っているのかはわからない。
だが……こいしの想いと、気持ちは……心を読まずとも伝わってきた。
こいしがどれだけさとりを想っているのか、その想いの重さがさとりに伝わってきた。
さとり「こいし……!」
大粒の涙を流しながら、さとりはこいしを抱きしめその名を呼ぶ。
体力の限界だったのか、こいしは既に死んだように眠っており返答をしない。
だが、それでもさとりはこいしの名を呼び続けた。
愛する妹がどれだけ自分を考えてくれていたのか。そして、それに対して自分はどれだけ情けなかったのか。
感謝と、情けなさと、温かさを感じながら、さとりはこいしを強く抱きしめた。
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0ch BBS 2007-01-24