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【ストライカーの】幻想のポイズン45【条件】


[742]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/12/17(金) 22:58:56 ID:???
そして、現在――あの日から更に1週間が経過したこの日、若林とさとりは共に練習をしていた。
ゴールキーパー同士で練習して本当に効果があるのか……。
まともな練習が出来るのかという不安は若林の心の中に若干ながらも存在したのだが……。
練習が始まってみれば、それも杞憂であったという事がすぐに判明をした。

さとり「想起――『地上の彗星』」
若林「くっ……!! うおおおっ!」

貧弱に見えたさとりは、若林の予期していた通りキック力は低かった。
だが、そのドリブルはフィールダーとしても十分通用するレベルのものであり。
若林が望んでいた一対一の練習は大いにはかどった。
そして、さとりの特性――相手のトラウマを引き起こすその能力を使った、想起技。
この想起技は若林が練習試合で受けたシュートを次々と模倣してみせ、それだけでも練習となったのである。

若林「(まったく、何故PA外のシュートの方がPA内で撃たれるよりも苦手なんだ……意味がわからん……)」
さとり「っ……たぁっ!!」

そして、さとりもまた若林の並のフィールダー以上のキック力に頼ったシュートを相手にセービングの練習を続けた。
毎日チームでの練習にも当然ながら参加し、その後、個人練習の時間になると同時に2人は予定が合えば会い続けた。
無論、さとりにはコーチとしての役割があった為に毎日とはいかなかったが……。
それでも2人は、出来うる限り会い続けた。それ程までに、2人だけでの秘密特訓は上手くいっていた。

若林「(もう少しで……何かが掴める筈だ。 一対一で誰にも負けない何かが……!)」
さとり「(凄い集中力……やはり、私の考えに狂いは無かった。
     彼の瞬間的な集中力を自分のものに出来れば……PA外からのシュートにも、隙は無くなる!)」

大会まで2週間を切った時点で、まだ明確な……目覚しい成果は出ていない。
だが、それも時間の問題だと……若林とさとりは確信をしていた。


0ch BBS 2007-01-24