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【ど、ど、ど】黄金のジノ4【童帝ちゃうわ!】


[65]黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2010/12/15(水) 09:17:04 ID:???
松本「とりあえず、これが興津高校のビデオ。あと、これは末武くん…ヘルナンデスくんが、サインしてあげた子からのお礼の手紙よ。」
松本が、ジノに包みを手渡す。
ジノ「どうも。」
包みをバッグに入れ、ジノが松本と向かい合う。
松本は、ジノに椅子に座るよう促すと、日本茶を差し出した。
ジノ「(日本茶か。)」
ワールドユースの時に、ストラットが入れたお茶の、凄まじいまずさを思い出し、ジノが顔をしかめる。
…しかし…
ジノ「(…なんだ、美味しいじゃないか。)」
渋味が美味しい。ストラットが入れたお茶とは、雲泥の差だ。
ジノ「(あれは悲惨だったよなー…。ツバサに教わったとか吐かしてたが、あんな濃いくて、まずい飲み物はないよ。
…ジェンティーレは美味そうに飲んでたが…)」
満足そうにお茶を啜るジノ。紅茶よりも日本茶が好きかも知れない、と思っていた所に…
松本「そういえば、みかセンセに手紙書いたんですって?」
…不意打ちが来た。
ジノ「ぶッ!」
ジノがお茶を吹き出す。
松本「彼女、喜んでたわよ。」
人の悪い笑みを見せる松本…。
松本「ふふっ。長沼くんも可愛いけど、貴方も可愛いわね。」
ジノ「あうう…」
年長者の風格…。ジノの周りにいた女の子には無い、酸い甘いを噛み分けた大人の風格である。
ジノ「(…この人には、勝てないんだろうなぁ…。多分、一生…)」


0ch BBS 2007-01-24