【世はまさに】キャプテン森崎40【大黄金世代】

※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票

[198]2 ◆vD5srW.8hU ：2011/01/11(火) 20:35:49 ID:LR4lHvsc
彼ら二人はユース時代から変わらぬ態度で接してきたが、プロの先輩たちは
どちらかと言えば友好的とは言えなかった。”本当に使い物になるのか？”と訝しんでいるのは
まだ良い方で、中には明らかに蔑みの視線で見てくる者もいる。
無論、森崎がこの程度で萎縮する筈も無いのだが。

森崎「（へっ、大した奴はいなさそうだな。こういうのは最初にビシッとしておかなくちゃ）」

Ａ　「で、俺にキャプテンの座を奪われる暫定キャプテンは誰ですか？」省32

[199]2 ◆vD5srW.8hU ：2011/01/11(火) 23:55:39 ID:LR4lHvsc
>Ｅ　「論より証拠。これからの練習で俺の実力を存分にお見せしましょう」

森崎「（とは言え、全員が敵対的って訳じゃないみたいだな。ここは様子見も兼ねて穏便にしておくか）
俺が使えるかどうか疑問視している人も多いみたいですね。当然の事です」

パルメイラスメンバー「おう？」「…そうだ、その通りだ」

森崎「論より証拠。これからの練習で俺の実力を存分にお見せしましょう」
省12

[200]2 ◆vD5srW.8hU ：2011/01/11(火) 23:55:49 ID:LR4lHvsc
だが一人例外も居た。

ザッ。

タファエル「ほーう、威勢の良い新人くんじゃないか」

森崎「！」

現正ＧＫのダニエル・ルイス・タファエルである。

森崎「（こいつは…確かつい最近までブラジル代表ＧＫだったタファエルじゃねーか。
あれ？でもなんでパルメイラスに居るんだ？ブラガンチーノ所属だったんじゃないか？）」

[201]2 ◆vD5srW.8hU ：2011/01/11(火) 23:56:04 ID:LR4lHvsc
タファエル「だがお前が試合に出れる事はないだろうよ。運がなかったな」

森崎「（早速先輩ＧＫの洗礼って奴か。どうしてくれようか）」

Ａ　「言ったな。なら今すぐこの場で勝負しやがれ！」挑戦状だ！
Ｂ　「どうですかね？既に俺の方が上かも知れませんよ？」ニヤリと笑う。
Ｃ　「ほう、こりゃ手強い先輩ですね。けどその分遣り甲斐もある」持ち上げる。
Ｄ　「ま、シーズンの真っ最中ですから無理でしょうねえ」現実を述べる。省21

[202]2 ◆vD5srW.8hU ：2011/01/12(水) 14:06:08 ID:OoHbaU7S
>Ｂ　「どうですかね？既に俺の方が上かも知れませんよ？」ニヤリと笑う。

タファエル「なにィ？おい皆聞いたか今の！」

パルメイラスメンバー「バッチリ！」「予想以上に生意気な野郎だぜ」「威勢が良いって範囲を超えていますね」

森崎の挑発には当然の様に怒り交じりの嘲りが返ってきた。ただ当のタファエルは
純粋に楽しんでいる様子が強く、その顔に気分を害した印象は浮かんでいない。
逆に森崎の方が相手のあまりの余裕ぶりをおかしく思う程だった。
省13

[203]2 ◆vD5srW.8hU ：2011/01/12(水) 14:06:25 ID:OoHbaU7S
そのままタファエルは余裕綽々のままタネ明かしをした。

タファエル「今全国リーグのシーズン後半真っ只中だからだ！」

森崎が思わず目を点にしてしまう程のタネを。

森崎「………は？」

トニーニョ「合流が遅れてチームに馴染んでいないお前がディフェンダーの指揮を任される訳ないだろう？」

ネイ「残念だったなー。こういう時はゴールキーパーはフィールダーより不利だからな！」
省12

[204]2 ◆vD5srW.8hU ：2011/01/12(水) 14:06:36 ID:OoHbaU7S
～パルメイラスクラブハウス、カフェテリア～

その日の晩、森崎は手続きの都合でチームメイトより食事が遅れ
ルーカスと共に遅い晩飯をかきこむ事になった。彼の機嫌が良くないのは言うまでもない。

ルーカス「いや～、災難でしたねモリサキ」

森崎「…あれ、どう考えても嵌め込みでしょ？監督ぐるみで結託してたでしょ？」

ルーカス「私は知りませんよ。ただ、貴方がお世辞にも優等生とは言えないのはクラブ幹部も省17

[205]2 ◆vD5srW.8hU ：2011/01/12(水) 14:06:52 ID:OoHbaU7S
森崎の不貞腐れた生返事によって会話が途切れ、しばらく食事の音のみが
無人に近いカフェテリアに響き渡る。やがてお互いに人心地ついた所でルーカスが再び口を開いた。

ルーカス「さて、他に何か質問はありますか？気になった事でも良いですよ」

森崎「気になった事かあ…あ、そういえばネイの事なんですが」

ルーカス「はい？ネイがどうかしましたか？」

森崎「ネイの奴、なんか空元気に見えるって言うか、違和感があるんですよ。省13

[206]2 ◆vD5srW.8hU ：2011/01/12(水) 14:07:04 ID:OoHbaU7S
ルーカス「…鋭いですね。実はつい先日ブラジルユース代表合宿があったんですが」

森崎「代表合宿？まさか、ネイの奴落ちたとか！？」

ルーカス「まさか、有り得ません。ただ、合宿から帰ってきてから何か変わっていましたね」

森崎「合宿で何かあったって事ですか？」

ルーカス「私の予想は女遊びを自重する様に言われた、ですね。実際に帰ってきてから
ファンの女の子からのお誘いを断り続けていて、監督の方が心配していた位ですから」
省26

[207]2 ◆vD5srW.8hU ：2011/01/12(水) 14:07:16 ID:OoHbaU7S
～１９９０年１０月初め（合宿まで後９ターン）～

☆
初音「システム説明でーす。プロ入りした事でより効率良い練習が出来る様になりました。
具体的には今までの１回の練習を３分割して、能力値を１個ずつ上げる様になりました。
また必殺技・スキル習得も３分割されますが、１回辺りの獲得経験値の期待値は上がっています。
更に更に！全てのジャンルの技・スキルが”覚えやすい”で固定されます！凄いでしょ？省18

前次写