※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ 現行スレ 投票 最新20

1- レス

【世はまさに】キャプテン森崎40【大黄金世代】


[387]2 ◆vD5srW.8hU :2011/01/24(月) 18:50:26 ID:NKtvXpDA
若林「………ヘッ」

若林は不機嫌だった。彼は少し前まで不愉快な電話に出ていた。
相手は彼の父親と長兄である。若林はこの二人が、否、自分の家族全員が大嫌いだった。

若林「何時になったら、あいつらにおべっかを使わずに済むんだ…」

電話の内容は他愛の無い物だった。少なくとも、相手側からすればそうだったのだろう。
また日本代表に選ばれたな、凄いじゃないか。ドイツでもついにプロになれたんだってな、おめでとう。
ああ、ありがとう。今回も何とかなったよ。でもまだまだこれからさ。

そんな会話の一秒一秒が若林には不快だった。何度お前らに俺の何が分かるんだと叫びたくなった事か。
結局はそうせずに済んだのは、若林自身が彼らに分かられたくないと思っていたからだろう。

地元一の大金持ちの家系の三男坊として生まれ、滅多に会わない親や兄達の代わりに
召使いに囲まれた少年時代。物理的には恵まれていても、全く満たされない毎日。
そんな退屈な毎日から彼を救ったのがサッカーと言うスポーツだった。


名前

E-mail



0ch BBS 2007-01-24