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【世はまさに】キャプテン森崎40【大黄金世代】
[606]創る名無しに見る名無し:2011/02/19(土) 17:25:39 ID:J2rivDNx
ピッ、ピィイイイイイイイイイイイイイイイ!!
見上「ハーフタイムだ。一秒も無駄にしないで体を休めろ!」
ゾロゾロゾロ…
前半の最後の数分間は三杉を中心にした赤チームのボール回しで終わった。
1−2と言う微妙なスコアに負けている赤チームは闘志を沸き立てられ、
白チームは油断を警戒して両陣共に緊迫感を漲らせながらそれぞれに用意されたベンチに引き上げていった。
シュウウウウウウ…
省27
[607]創る名無しに見る名無し:2011/02/19(土) 17:31:36 ID:BD3zhqEX
*ハーフタイムになり、両チームのガッツが200回復しました。
残り/最大
845/850 J山森
695/700 I三杉
765/900 H日向
700/700 G井沢
650/650 F滝
850/850 E松山
750/750 D中山
800/800 C若島津
700/700 B赤井
750/750 A中里
605/835 @森崎
[608]創る名無しに見る名無し:2011/02/19(土) 17:34:23 ID:BD3zhqEX
森崎は体の違和感について熟考する暇は無かった。赤チームのハーフタイムは開始早々剣呑な雰囲気になったからだ。
日向「…誰が悪い?」
松山「おい、日向!いきなり何を言い出しているんだ!」
日向「勘違いするな。交代要員がいない試合で誰かを殊更に吊るし上げるつもりはねェ」
若島津「ただ前半、誰が何を間違ったのかを分析しそれを後半に向けて修正したいだけだ。無闇に噛み付くな、松山」
省3
[609]創る名無しに見る名無し:2011/02/19(土) 17:35:48 ID:BD3zhqEX
森崎「(あん?何だ、面倒な流れになってるな。三杉もあっさり俺に振りやがって…どう答えるべきだ?)」
A 「そりゃあ、早田をかわせない日向。テメーが一番悪いに決まってるだろ」
B 「試合から消えている山森が悪いな。シュート一本撃っただけじゃないか」
C 「翼に手も足も出ていない三杉が悪い。お前の意気込みは何だったんだ?」
D 「サイドの二人の守備力0なのが悪い。何か異論はあるか、井沢と滝?」
省32
[610]創る名無しに見る名無し:2011/02/19(土) 21:03:43.29 ID:IFokOPbo
>H 「前半の出来で悪くなかったのなんて、松山と赤井と中里ぐらいのもんだろ」
赤チームメンバー『………』
森崎「2点取られた俺も、早田を抜けない日向も、翼に勝てない三杉も、
シュートを一本撃っただけの山森も、守備力0の滝と井沢も、
今日良い所がない中山も、立花兄弟に競り負けた若島津も…数えていったらキリが無いぜ。
そして目立った失態が無い松山と赤井と中里の3人も、決して好調とは言えない」
省29
[611]創る名無しに見る名無し:2011/02/19(土) 21:04:20.51 ID:IFokOPbo
森崎「そうだな…ちょっと考えさせろ」
森崎は目を瞑り、顎を撫でたり額を指で叩いたりしながら約1分じっくり考えた。そして彼が出した答えは次の様な物だった。
A 「前半よりもっとガンガン攻めろ。それが相手が一番嫌がる事だ!」
B 「ここはあえてカウンターを狙うぞ。向こうを攻め疲れさせる!」
C 「前半と同じ様に戦うしかない。これ以上何かを変えるのは下策だ」
D 「サイクロンだ。サイクロンを止められれば奴らの士気はガタ落ちだ!」
省25
[612]代理:2011/02/20(日) 23:37:22.04 ID:DWQfkNLX
>A 「前半よりもっとガンガン攻めろ。それが相手が一番嫌がる事だ!」
山森「攻撃重視…ですか?」
森崎「そうだ。時間が経てば経つ程向こうが有利になっていく。つまり後半奴らは守備主体で来る筈だ。
それならDFラインを極端に高くし、早い段階で同点に追いつく!そうすれば守りに徹していた奴らが不利になる!」
赤井「妥当だと思うッスよ(どっちみち攻めないといけないのは当たり前だけど…)」
省22
[613]創る名無しに見る名無し:2011/02/20(日) 23:45:59.49 ID:qdAlTeWe
森崎「(…マジで神様ってのは不公平だぜ。なんで若林にあんな体格がありやがるんだ。
なんで翼はあそこまで大技をホイホイ習得出来るんだ。何時もそうだ。
俺がどれだけ努力を積み重ね、それでも足りなきゃ奇策も小細工も博打もするってのに、
それでも持って生まれた物の差を埋めるだけでヒーコラだ。畜生)」
次第に森崎は愚痴りたい気分になってきた。彼は自分を天才だと信じて疑わなかったが、
一方で翼や若林がサッカーの神から贔屓されているとも感じていたのである。
省24
[614]創る名無しに見る名無し:2011/02/20(日) 23:46:26.85 ID:qdAlTeWe
一方翼達白チームはどの様なハーフタイムを過ごしていたかと言うと、
それは若林の無遠慮な発言から始まっていた。
若林「FWども、怠慢だぞ」
新田「えっ!?」
政夫「な、何言ってやがるんだ!」
和夫「追加点を奪ったのを見てなかったのかよ!」
若林は藪から棒にFW達を切って捨てたのだ。当然それぞれ手応えを感じていた
FW3人は驚きと怒りを示すが、次の若林の指摘にはぐうの音も出なかった。
省5
[615]創る名無しに見る名無し:2011/02/20(日) 23:46:42.78 ID:qdAlTeWe
新田「………あっ!」
若林「そういう事だ。ワントップかツートップならまだしも、スリートップのフォーメーションで
FWがシュートだけに専念しているのは怠慢以外の何者でもない。
優秀なMFに甘え、3人とも得意の突破力を発揮せずにいるじゃないか」
政夫・和夫『ぬぐぐ…』
岬「まあまあ、若林くん。急造メンバーの紅白戦なんだ、全てが噛み合うとは限らないよ」
若林「前半はそれでよくても、後半は修正しないとそのスキを突かれるぞ」
省6
[616]創る名無しに見る名無し:2011/02/20(日) 23:46:55.48 ID:qdAlTeWe
翼「…一理あるな。前半、MFとDFの間のスペースを突かれる事が多かった」
次藤「ばってん、それでもDFラインば高める訳にはいかんめェ」
早田「DFラインを上げられないとなると、MFとFWを下げるしかないんじゃないか?」
翼「それでいいんだ。向こうはDFラインを上げて強引にでも攻めてくる筈だ。
このチームの戦力なら、前の位置で迎え撃つよりもあえて引き込みカウンターを狙うのが良いだろう」
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0ch BBS 2007-01-24