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【砕け散れ】ファイアーモリブレム25【ガーネフ!】
[660]モリブレム ◆RK7RVcZMX2
:2011/01/20(木) 21:26:24 ID:???
BJ「そして、この先のことは私の専門外だが……
己の体を、以前のような強靭で大きな成長を重ねられるものに変えるか、だ。
君にその気があるのなら、肉体改造に詳しい医者の居所を紹介しよう」
中山「以前のように…戻す…?」
BJ「もっとも、それはとてもリスクの大きいことだ。なぁに、凡人でも凡人なりの戦い方というものがある。
私は君の意思を尊重するよ。私も君から治療費を回収するまでは……サポートしていきたいと思っているさ」
中山「…………」
中山は病院を後にした。自分がこの先サッカー選手として生き残るためにどうするべきなのか。
肉体改造。言葉だけでは安いものだろう。だがそれはおそらく今の平凡な自分にしてみれば茨の道のようにも思える。
BJも、今のまま凡人なりにでも努力を続けていくのならば全力でサポートすると勇気づけてくれている。
だが、本当にそれで良いのだろうか?自分が見ようとした、必死のリハビリを乗り越えてきてまで辿り着こうとした景色は…
中山「(俺は…どうしたらいいんだ…)」
若干18歳の若者一人ではとても決めかねる、重大な選択肢。
中山は踏み出せないでいたのだ。一刻でも一流の世界に存在していたがゆえの、凡人の苦悩。
自分はこのまま無謀な夢を追うのか、それとも自分の器を自覚し、堅実に生きてゆくのか…
中山「(森崎……俺は……俺はどうすればいいんだ……!
お前なら、こんな俺の悩みなどくだらないと一蹴し、即座に判断をくだすことができるんだろうな…
森崎……お前のような気質が俺にも半分でもあれば…………くそ……俺は……)」
中山は、そのときわずかに芽生えた深淵の闇のようなどす黒い感情に気づけないでいた。
それは深い嫉妬。それも親しい物に抱くという、己の良心をズタズタに切り裂くというものだった。
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0ch BBS 2007-01-24