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1- レス

【まさかの】Another-C_2【色恋沙汰】


[219]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/01/12(水) 16:43:45 ID:???

三杉「だからバンビーノ・・・サッカーで決着をつけるのはどうだろう?」

バンビーノ「なにっ!?」

三杉「君と、その親友の彼も…僕と同じサッカー馬鹿の筈だ。
    満足な身体を持たず生まれても、身体を壊しても、親友を傷つけても・・・
    それでもサッカーを諦められない、サッカーに縋っているサッカー馬鹿だ。
    馬鹿は馬鹿らしくボールを追いかけなくちゃ、分かり合える事もないんじゃないか?」

バンビーノ「ミスギ、お前・・・。」

馬鹿な事を言っているのかも知れないと思ったが、でもそれを口にする事に迷いは無かった。
三杉は今、自分の感情のままの言葉をバンビーノに向けていたからだ。
上手く言おう、上手く励まそうという気持ちではない、三杉の生の言葉だった。
これを聞いて暫し唖然としていたバンビーノだが・・・やがてその表情は和らいでいった。

バンビーノ「ぷっ・・・まさかお前がそんな事を言い出すとはな、予想もしていなかったよ。」

三杉「まあね・・・僕も驚きさ。」

バンビーノ「だが、悪くないかも知れん・・・。」

三杉「えっ・・・?」

バンビーノ「そういうお前も・・・そしてサッカーで決着をつけると言う案も、な・・・。」

そう呟いたバンビーノの顔には不自然な落ち着きも強がりもなかった。
安堵、というわけでもなく・・呆れているような、それでも力の抜けた表情だった。



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