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1- レス

【まさかの】Another-C_2【色恋沙汰】


[647]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/03(木) 19:54:56 ID:???

プロシュートは動きを止めず、そのまま勢いよく立ち上がり…そしてボールを大きく前方へと蹴り出した。
イスラスはプロシュートが起き上がる動作の余波をくらい、一回転しながら後方へと投げ出される。

プロシュート自身はボールを掴んでおり、そして彼の背中に倒れこんだのはイスラス自身だ。
GKが“カウンターのために”動きを止めずフィードしても、何もおかしい事はない。
その結果としてイスラスが後方に投げ出されても、それはイスラスの過失である。

背中からドスンと落下し、衝撃を受ける。
五体満足であれば少々痛みを感じる程度の衝撃だが、今のイスラスにとっては致命的だった。


ズキィィィィィィィィィン!!!!!

イスラス「オゥフ……!?」

これまでにない、鈍く激しい痛みがイスラスを襲った。
一瞬息をする事が出来なくなった彼は思わず痛みの中枢地である右脇腹を押さえる。
プロシュートはその光景をチラリとだけ確認し、満足した。

プロシュート「なるほど…肋骨でも折れてたってとこか。」

イスラス「ガッ………気付いて…いたのか……」

プロシュート「テメェーはスゲー速さだったぜ、とんでもねー馬力だよ。
        だが馬力のあるエンジンほどフレームに激しい荷重を与えているんだぜ。
        賢明なお前にゃあオレの言っている事わかるよな…もう安全運転でいくしかないぜ
        偉大なる死(グレイトフルデッド)には遠く及ばねぇー事故死(アクシンデンタルデッド)を呪いな。」

屈辱と激痛に顔を歪めたイスラスの姿がそこにあった。


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