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【´・ω・`】幻想のポイズン47【´・ω・`】


[239]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/01/12(水) 01:25:32 ID:???
〜 フランス市内 とあるサッカーコート 〜

こうして各地で大会に向けて練習のラストスパートが行われていた頃。
フランス市内のサッカーコートでは、地獄に落ち――しかし、這い上がる事を決意した2人のゴールキーパー。
古明地さとりと若林源三、その2人が今日もまた2人きりで練習を繰り返していた。
それぞれが時間を合わせ、チーム内での練習が終わった後に落ち合い合同練習を行う。
中々のハードなスケジュールであったが……しかし、2人は文句や弱音ははかなかった。
地獄からもう一度光を掴み取るには、並大抵の努力では不可能だと理解をしていたからである。

そして、その練習もこの頃になるとようやく身を結び始めていた。

若林「(悔しいが……今の俺が森崎の代わりに出場出来る機会は、ほぼ無いと見ていい。
    ハンブルグ戦での失態、オータムスカイズとの試合での失態。
    あれを見て見上さんが俺を出す筈が無いが……それはあくまで、相手が普通のチームなら、だ)」

人一倍プライドが高く、傲慢でもある若林源三だが。
彼は自身を客観的に見る事の出来る知性もまた備えていた。
そんな彼は現状の自分では、森崎の変わりにスタメン出場を果たすことは出来ない。間違いなく不可能だと認識し……。
しかし、それでもチャンスはある筈だと躍起になり練習に励む。

若林「(森崎の奴は体がヒョロっちい、おまけにスタミナなんてもんも無い。
    認めよう……シュナイダーのノン・ファイヤーを防いだんだ。 奴のセービング技術は、"現状では"俺の上だ。
    だが……途中交代をしたようにあいつはスタミナが無い! 一対一でこられても止めようが無いんだ!
    その点俺はスタミナは十分ある……後は一対一を磨きぬけば、あの森崎に勝る部分が出来るんだ!
    負けん……! 俺は負けん……!! あんな奴に、若林源三が負けていいはずが……ないんだッ!!)」
さとり「(凄まじい執念……ですが、思いだけでは強くなれない。 思いだけでは、凶悪たるシュートにまたも無残にねじ伏せられるのみ)
    源三君……いきますよッ!」
若林「来い、さとり!!」


0ch BBS 2007-01-24