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【´・ω・`】幻想のポイズン47【´・ω・`】
[253]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To
:2011/01/13(木) 00:56:44 ID:???
その後もさとりと若林の2人は練習に励んだ。
練習量だけならば、幻想郷にいる者達はおろか、他のJrユースチームの誰よりも多かっただろう。
――否、ただ一つ、彼女達の練習量に勝るとも劣らない練習を繰り返していたチームはあった。
こいし「お〜い、おねえちゃ〜ん!」
さとり「はぁっ……はぁっ……こ、こいし?」
既に日も暮れ、それでも練習をしていたさとり達に声をかけたのは――。
その勝るとも劣らない練習を繰り返していたチームの、派遣選手――さとりの実妹、古明地こいし。
薄暗がりの中、声をかけられたさとりは朦朧とした意識の中、こいしの方へと視線を向けるのだが……。
さとり「(こいし……あんなに練習嫌いだった子が……!)」
暗がりの中でもわかる程に、こいしの着ていたジャージは汚れていた。
それは即ち、こいしがそのジャージが汚れるのも気にしない程にフランスJrユースの面々と練習を繰り返していたという事であり……。
その姿を見たさとりは一瞬目頭が熱くなるのを感じながら、急いで目を擦り、こいしに何用かと問いかけると……。
なんとこいしは若林とさとりの練習を手伝いに来たのだという。
さとり「ですが、こいし……あなたもフランスの皆さんを鍛えて疲れている筈……。
無理はしないでいいのよ……明日も練習はあるのだから」
こいし「ううん、いいの! だっておねえちゃんが強くなってくれた方が、ボランチの私だって楽できるんだし〜。
それに、お姉ちゃんが強くなってくれないとやっぱり守備が不安で不安で仕方ないもん」
さとり「……こいし」
こいし「へへへ」
あからさまに疲れた様子ながらも、練習を手伝うと言って聞かないこいしを前にし。
さとりはむず痒い気持ちになりながら、そっと笑みを浮かべてこいしの両手を取り、ただ感謝を示すように頭を下げる。
これを見てこいしは照れ笑いをしながら、茶化すように練習練習と言いつつボールを持ち。
疲れを見せないように終始笑みを絶やさないまま、2人の練習を手伝い始めるのだった。
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0ch BBS 2007-01-24