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【´・ω・`】幻想のポイズン47【´・ω・`】


[295]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/01/14(金) 23:58:22 ID:???
こうしてリグルがパチュリーの力によってめきめきと力をつけている頃。
一方でそのパチュリーが信頼をするFW――霧雨魔理沙は独り、ロビーのソファーに腰を埋め。
どうすれば更なる力を得られるのか……ただそればかりを考えていた。
今日の練習試合でその才能を見せ付けたリグルは魔理沙の背中にピタリと張り付き。
虎視眈々と今の魔理沙の位置を狙い……。
その魔理沙の前を行くストライカー、反町一樹の背中は、未だ霧雨魔理沙には見えない。

魔理沙「(ファイナルスパーク程度の付け焼刃程度じゃ駄目だ……! もっと……もっとパワーのあるシュートを身につけないと!
     だが、これ以上のシュートをどうやってつければいい……?
     魅魔様がくれたブラックボールはもうパンクして使い物にならん。
     というより、これ以上ブラックボールを使って練習してもファイナルスパーク以上のシュートを編み出せる気がしねぇ!
     くそっ……練習をサボってたツケがこれかよ!? 霊夢の奴はどんどん新技覚えてるってのに!!)」

今の霧雨魔理沙は、かつて博麗霊夢と並ぼうと努力していた時代の遺産を使っているだけに過ぎない。
不夜城カップ開始前から急いで努力をし続けても、それは所詮付け焼刃。
元々才能がない彼女がいくら努力をした所でその練習で伸びる力はたかが知れており。
既に背中に並ばれかけていた反町達に追い抜かれ、追い越されるのは最早自明の理であった。

魔理沙「(昔、魅魔様の渡してくれたノートの52P……。
     その答えさえ見つかれば、きっとまた新しい技を覚えられる筈なんだ……。
     だが……思い出せねぇ。 何が書かれてたんだ……何だ……! 何だったんだ……!!
     くそっ、喉元まで出掛かってるのに全然わからん!
     あれはサッカーだけじゃなくて魔法の事もかかれてたが、それも関係するのか!?)」

苛立ったように頭を掻き毟り、うめき声を上げる魔理沙。
その後、彼女は憂さを晴らすように今日もまた夜間の練習へと出かけてゆくのだが……。
やはり才能の無い彼女が一朝一夕で技術を高める事は出来ず。
結局、今日の練習もまた無駄なものに終わってしまうのだった。

                           全幻想郷Jrユース 合宿22日目 終了


0ch BBS 2007-01-24