【人生は】城山正の挑戦２０【上々だ】

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【人生は】城山正の挑戦２０【上々だ】

[64]城山正 ◆2veE6wGXw2 ：2011/01/14(金) 02:09:31 ID:AFiMbWec
ズナッフ「ほとばしれ！稲妻よっ！」

構えた杖から雷が噴き出し、スターキメラとよろいのきしの一団を襲う。
金属の鎧は通電性も高いのか表面の錆が浮き上がりはじけ飛ぶ。
スターキメラにも一定のダメージを与えたらしく感電して声にならない声を上げる。

チナ「……真空の爪よ。彼の者を切り裂けっ！」

かかげた猫ニャンぼーから不可視の爪が伸び、スターキメラを捕らえる。

スターキメラ「クェェエッッ！？」

届くはずのない距離からの一撃に右の翼をえぐられ、大地に叩きつけられる。
チナの押し切る力がもう少し強ければ両断できていたかもしれない。

チナ「……やはり飛び道具にしておけば良かった」

魔法の出来に不満なチナは猫ニャンぼーを一振りして爪を収める。

城山「をわっ！？な、なんか今耳元を掠めたぞ！？」
チナ「…………」

危うく仲間の首を刎ねるところだったのは黙っておくことにした。
一方広範囲攻撃が終わるのを待っていた前衛隊が得物を握り締め前進していく。
まずは露払いとばかりにドンが進み出る。
盗賊ならではのしなやかな動きでよろいのきしの懐に入ると大上段から鉄の剣を振り下ろす。
その一撃はよろいのきしの兜の部分に命中して火花を上げる。
兜割りとはいかなかったがひさしがはじけ飛び、蹈鞴を踏むよろいのきし。

ドン「うぉおおぉっっ！！」

久しぶりに攻撃を命中させたドンが雄叫びを上げた。

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