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【人生は】城山正の挑戦20【上々だ】


[960]城山正 ◆2veE6wGXw2 :2011/04/03(日) 02:20:17 ID:???
城山の言葉に4人はそれぞれカゴを手元に引き寄せると獲物を手に自慢を始める。

師匠「まずはオレから。ホラ見てください。見事なヒラタでしょう?これだけの大きさのはこの辺じゃちょっと見ませんよ。
上手く増やせれば小遣いに困りませんよ?監督も幼虫生まれたら1匹どうです?」
城山「鼻ッから売る気かよ。ちゃっかりしてやがるなホントに」

師匠の手の中で10センチほどのヒラタクワガタがもぞもぞと動いている。

島崎「大きさなら自分も負けません。コレです」

むんずとつかまれたのは15センチほどのヘラクレスオオカブト虫。

城山「げっ!ヘラクレスかよ。日本で捕れるのかよ」
島崎「白瀬さんの情報通りであります」
城山「もうどこからつっこんでいいのか、わかんねえよ」
島崎「コイツに負けないようこれからも鍛えるつもりです」
城山「ほどほどにな。背伸びなくなるぞ」
島崎「はっ!」

敬礼する島崎の横で緑色のオオカマキリを見せびらかしているのは飯塚。

飯塚「オレのは2人ほど大物じゃありませんけど、実用的ですよ?」

そういうとカマキリを持ったまま人差し指を親指の上にかける特徴的な拳を作り、手首を曲げて構えてみせる。

飯塚「この夏中に蟷螂拳をマスターして、大鎌乱舞や大切断を使いこなして見せます!」
城山「大切断ってアマゾンかよ。これ以上強くなってどうする気だ」
飯塚「……オレより強い奴に会いに行く……?」
城山「どこへ行く気だよ」


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