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1- レス

【甦れ】ファイアーモリブレム26【勇士たち】


[537]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/02/02(水) 22:56:40 ID:???
シーダ「はいっ!任せてください!」

バササッ…

飛び行くシーダを見送りながら、マルスはいよいよ訪れる暗黒戦争の終結を前にしてこれまでの戦いを振り返っていた。

マルス「(…タリスの城がガルダの海賊に落とされ、君が僕達に助けを求めてきたあの日…
    僕達アリティア軍…アカネイア同盟軍の旗揚げから2年…)」

自分と共にこの島に落ち延びた若い兵士たちと共に、打倒ドルーアを掲げ立ち上がった。
そこでマルス達は運命に導かれるように、異国の少年森崎と出会う。
彼は不思議な少年だった。仲間を庇い、守るような行動を主にしておきながら
時には身勝手な行動を振るまい周囲を戸惑わせたり、規律を乱すようなことをすることもあった。
もしかすれば、彼は多重人格者なのでは?と疑いを向けたことも正直ある。

マルス「(けれど……彼は僕には無いものを持っていた。
    どんな苦境でも諦めず、前を向き、進み続ける……意志の強さを)」

自分はニーナ王女からファイアーエムブレムを託され、同盟軍の盟主となりここまで戦い続けてきた。
だが暗い戦場の影にて仲間たちを引っ張って導いていっていたのは森崎だった。
時には強く、時には甘く。様々な策を立てては成功と失敗を繰り返し、
勝利したときには誰よりも大きく喜び、仲間を失ったときは誰よりも大きく嘆き。
マルスが表舞台にて先頭に立ち、理想と勝利を掲げて皆を導く『光の英雄』だというのなら、
森崎は裏舞台で多くの仲間を支え続ける『影の英雄』とでもいうべきだろうか。

マルス「(もう少し…もう少しだ。この戦いが終わり、世界の平和を取り戻せたその時は…
    今度は僕が、僕が影となり彼を支えてあげなくてはいけない。
    彼が中心に立ち、光り輝ける…フィールドという名の戦場での英雄となれるように)」


0ch BBS 2007-01-24