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【甦れ】ファイアーモリブレム26【勇士たち】


[691]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/02/21(月) 22:42:11 ID:???
荷物を整理する度に、ぴょこぴょこ動く後ろに束ねた桃色の髪がどこか微笑ましい少女。
彼女のような補給部隊が熱心に働いてくれるからこそ、自分たちは心置きなく前線で戦っていけるのだと改めて森崎は実感する。

森崎「(南葛やJrユースでも、マネージャーやチームスタッフのことなんてまったく考えちゃいなかったな。
   せいぜい骨川を利用して、マネージャーたちとの関係の改善を取り持ったくらいか…?)」

全国大会連覇を狙う部活動としては、ひたすら練習に励むストイックな環境はなんら間違ってはいない。
だが、もしも今のアカネイア同盟軍のようにチームメイトたちともう少し近い関係になり
楽しみや苦しさを共有できるような…共に青春を謳歌できるような間柄となっていたとしたら…

森崎「(……今更だよな。俺はあいつらのことを、自分がのし上がるための踏み台程度にしか考えていなかったってのに。
   いざこうして仲間の大事さを知って…今までの俺の行動が無かったことになるってわけじゃないのに)」

数々の過去の妨害工作が今更になって森崎の良心をちくちくと傷つけ出す。
この苦しみも超モリサキの人格を捨てたことからの影響なのだろうかと、
森崎は昨日の夜に捨て切ったはずの自分の境遇に対する憂鬱を再び抱き始める。と、そんな時…

ノルン「ほらほら、元気出して!顔を上げて!」

森崎「な、なんだ急に?」

ノルン「そんな辛気臭い顔だと勝てる戦いも勝てないですよ?ほら、笑って笑って!」

先程まで荷物整理をしていたはずのノルンがいつの間に目の前に、しかも熱心に自分を励まそうと頑張っている。

ノルン「私たちはこうして後方でお手伝いすることしかできないけど、
    メディウスと直接戦うあなたたちと気持ちは一緒のつもりですよ。
    これ、どうか戦いに役立ててください。私たちからの応援の印です」

落ち込んでいる森崎を励まそうと、ノルンは貴重な物資の中から森崎に一つ手渡してくる。


0ch BBS 2007-01-24