※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ 現行スレ 投票 最新20

1- レス

【甦れ】ファイアーモリブレム26【勇士たち】


[764]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/02/23(水) 01:59:09 ID:???
森崎の表情は再びこわばる。その様子を玉座からメディウスは小さな水晶玉越しから喉を鳴らしつつ眺めていた。

メディウス「(自分が憎しみを抱く相手…その相手と手を繋ぐ意思…
      ここまでたどり着いたものならばそれくらいの心の強さはあって当たり前だろう。
      だが。人というものは己が憎しみを抱く存在よりも恐れを抱くものがある。それは……)」

森崎「な…中山…!」

いつのまに森崎の右手を、南葛SC時代の盟友こと中山政男が握り締めていた。
だが、その評定は親しい友へと向ける穏やかなものではない。
そこにあるのはただ一つ単純な……強い情炎。嫉妬である。

中山「森崎…お前はいいよな。多くの仲間がお前の力を信用している。
   多くの仲間がお前の言葉に心を動かされ、お前に力を貸してくれる。
   だけど俺は……お前の『所為』で……」

森崎「な…何言ってるんだよ中山…?」

中山「俺は!お前の遊び半分のツボ押しで!完全に人生を狂わされたんだ!
   常人ではとても乗り越えられないような苦労を背負うハメになったんだ!
   数年にも及ぶ苦しいリハビリ…それが終わっても過去の自分が出来たことが
   まったくできなくなっているショックが俺を待っていたんだ…!」

森崎「……!」

中山「南葛高校の他のメンバーは次々と力を伸ばしている。
   そんな様子をキャプテンという立場から間近で眺め続ける苦しさを…お前は知らないだろうな!
   自分だけ周りから取り残され、けれども皆を導いていかなければならないプレッシャーを!
   お前は知らないだろうな。お前の些細な行動が周りにどれだけ迷惑をかけてきたのかを!」


0ch BBS 2007-01-24