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【甦れ】ファイアーモリブレム26【勇士たち】


[771]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/02/23(水) 03:20:46 ID:???
>Dそれでもマルスの言葉を思い出し手を握り続ける

森崎「(今更善人面であいつらのもとへと帰れるなんて都合のよいことなんてあるわけない。
   きっと周りの連中は俺のことを奇異の目で見るだろう。
   頭でも打ったんじゃないか?病院に連れていったほうがいいんじゃないか?
   そんなことを当たり前のようにしてくるだろう。そりゃそうだ。
   俺は……俺が今までしてきたことは確かに『正しいこと』ではなかったから)」

だが、周囲に流されるように、自分のできることだけをするだけでは。
若林を、そして翼を出しぬき、自分がチームの中心に立つことなど絶対に無理だったのだ。
森崎には悪行を重ねる必要があったのだ。誰かを扱き下ろし、自分がのし上がるためには…

森崎「(だけど……俺だって自分が間違ったことをしてるんだってわかっていたんだ。
   頭の中では……翼に任せよう、若林に従っておこう。そんな普通の案だって浮かんではいたんだ。
   中山だけじゃない。俺を恨んでいる人間はきっと、もっと大勢いるだろう。
   彼らに許してもらおうだなんて思ってはいない。俺のやってきたことを無かった事になんて出来ないから。
   過去に遡ることなんて……やり直すことなんて……できっこないんだから……)」

徐々に右手の握力が抜けていく。日向曰く、心が弱くなった今の森崎では
親友からの恨みつらみ篭った言葉の攻撃には、とても耐えることなど出来なかったのだ。
だが、かろうじて自分の意志を保っていた森崎はマルスの言葉を思い出し右手に力を再び込める。

森崎「(あいつは俺の心の弱さが産み出した中山の幻…
   だから、俺が、俺自身が心を折らない限り……負けたりはしない!)」

森崎は激しく顔を歪め、必死に目の前の存在から顔を背け続ける。
この幻の障害が早く霧散してくれることを願いながら。

中山「だけど森崎。俺は一つだけお前に感謝したいことがある」


0ch BBS 2007-01-24