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1- レス

【甦れ】ファイアーモリブレム26【勇士たち】


[937]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/03/05(土) 23:11:08 ID:???
堂々と斧を振り上げ、盛大に声を張り上げて歌舞く。
まだ敵軍の詳細は分からないが、悪くても先ほど戦った連中よりも少し強い程度であろう。
だが、そんな淡い期待と使命に燃えるバーツにとって、あまり有り難くない決断をしたものがいた。


ミネルバ「待っていろ二人とも!今助けだしてやる!」

ミネルバの心は熱く燃え上がっていた。それは大事な仲間のために全てを擲ってでも尽くす奉仕の精神。

ミネルバ「(あの少年ならば間違いなくこう動くだろう。あの少年の強さは…
     マルス王子の強さと似ているところがある。それは彼を支える周りの者達からの強い信頼関係。
     我々人間の個の強さなどたかが知れている。大事を動かすのは常に人の波。
     各々が呼吸を合わせ、心を一つにし、力を揃えることで…森崎も、マルス王子も
     自分の力を数十倍、数百倍のものへと昇華させているのだ!)」

ミネルバはマルスの、そして森崎の強さの本質を改めて理解した。
そしてそれは自分も知らず知らず行って来た至極当然の単純なことであった。
ただ、人を信頼することは簡単なことではないことをミネルバは知っている。
相手に心を許すこと、それすなわち自分の弱さをもさらけ出すことにつながってくる。
特にミネルバのような一国の王女。しかも国きっての竜騎士という立場上
そう易々と気が置けない仲などを作っては、自分の立場だけではなく
マケドニアという国にも災いを起こしかねないのだ。
だが、この暗黒戦争を経て、引いてはマルスや森崎と共に戦うことによって
ミネルバは自分の視界を大きく広げることを学んだ。

ミネルバ「(確かに人の力は弱い。だが、それ以上に…強いものでもあるのだな)」


0ch BBS 2007-01-24