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【甦れ】ファイアーモリブレム26【勇士たち】


[985]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/03/08(火) 02:22:54 ID:???
井沢「もっとリターンを早くしてくれキャプテン!俺達もいつまでも甘やかしたくはないんだから」

滝「まぁまぁ。こうしてグラウンドに帰ってきてくれただけでもよしとしようぜ。
  ……中山。まだ体調がわるいのなら無理はしないで木陰で休んでこいよ」

中山「……大丈夫だ。冬の選手権までもう時間がない。高校三連覇が掛かっているんだ。俺だけ休むわけにはいかないさ」

高杉「(気持ちは嬉しいんだけどな……残念だが、今のお前じゃ足を引っ張っているにすぎないんだ、中山……)」

高杉はその米粒のような小さな瞳で中山を寂しそうに眺めていた。
同じDFとして、自分より格上の存在であった『ライバル』の一人のあまりの醜態が悔しかった。

中山「(何が…何がキャプテンだ!しっかりしろ!俺は……俺はもっと動けるはずなんだ!)」

だが既に自分の能力は修哲トリオと比べ大きく劣るものとなっていた。
いや、本来の実力の差に戻ったのだ。これまでの自分の実力がおかしかったのだ。

ピッ!!

早苗「はい、一旦ここまで!10分の休憩の後試合形式の練習に移るわよ!」

一旦の休憩を知らせる笛が鳴らされる。中山はマネージャーたちからタオルを受け取ると顔を拭きながら木陰へと向かう。

山森「…キャプテン、大丈夫ですか?さっきからなんだか動きの調子が…」

中山に話しかけてきたのは同じく高校から伸び悩み続けている山森である。
岬、石崎、新田が海外へと研修に出たことで、彼も一応はスタメンを保ってはいた。
しかし今の彼からは中学校の頃のような何かやってくれるだろうという期待感が感じられない。
だが彼のこうした誠実な後輩らしい気遣いの良さだけはあの頃のままだった。


0ch BBS 2007-01-24