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【合宿】幻想のポイズン49【ラストスパート】


[641]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/02/23(水) 23:27:59 ID:???
バゴッ! バゴォッ!!

魔理沙「はぁっ……はぁっ……! くそっ……!!」

幻想郷Jrユース・不動のストライカー……と呼べなくなり始めた霧雨魔理沙は一人。
この日もいつもの通り、夜間に練習を行っていた。
いつもの黒白色の魔女服は既に泥だらけになり、呼吸は乱れ、意識も朦朧とする魔理沙。
如何に無尽蔵に近いスタミナを持つ彼女と言えど……午前と午後の練習を繰り返した後。
睡眠時間を削って、更に練習を繰り返すというのは流石に体に応えるのだろう。
しかし、それでも霧雨魔理沙は現状に満足をしてはいなかった。

魔理沙「(魅魔様がいるんだ……魅魔様に会えるんだ……。
     その時に……前みたいに無得点でいられる訳がない……。 見せるんだ……私の強さを……魅魔様に……)」

魔理沙がかつて師事をした、博麗神社に住まう悪霊――魅魔。
何故かは知らないが、魔界にいるという事が判明した彼女は――恐らくは明日の練習試合を見に来るだろうと魔理沙は予想していた。
実際はそもそも、明日戦うチームの監督を務めているのだが、当然ながら彼女はそんな事は知らない。
とにかく、魔理沙はその魅魔を前にして下手なプレイは出来ないと考えていたのである。

魔理沙「反町にも負けん……霊夢にも負けん……どんな奴にも……私は、負けん……!
    絶対に……! 負けん……!!」

その後、結局魔理沙は更に1時間ほど練習をしてから引き上げた。
如何に練習を繰り返そうとも、根本的に才能が圧倒的に欠如している彼女。

彼女の望み通り、明日の試合で魅魔に彼女の強さを見せられるのか……。
合宿をした時点から長らく追加練習をしても、まるで成長を感じさせない彼女が魅魔に成長したと印象付けられるのか。
それはまだ、誰も知らない。


0ch BBS 2007-01-24