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【合宿】幻想のポイズン49【ラストスパート】


[687]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/02/25(金) 01:30:04 ID:???
幽香「………………」

魔界出身では無いものの、しかし……反町や霊夢、魔理沙らと戦う事を望み。
その為に魔界Jrユースへと加入を果たした、風見幽香……。
否、今やその髪は腰ほどまで伸び。いやらしくない程度に優雅さを演出していたロングスカートをもんぺへと変えた……。
苗字も何も無い、ただの"幽香"もまた、この試合を見物にやってきていた。

幽香「(さてと……見せてもらいましょうか。 私が争うに相応しいだけの実力があるのか、否かを)」

かつてオータムスカイズに加入をした時、ほぼ全ての者達を戦慄させた……。
獰猛な笑みを浮かべながら、幽香は静かに考える。
果たして博麗霊夢の才能は、因縁ある姉――博麗靈夢の才能に匹敵をするのか。
霧雨魔理沙は、魅魔直々に鍛え上げた新弟子――佐野満を打ち下す事が出来るのか。
東風谷早苗は、恐らくは今まででは考えられなかっただろう波状攻撃を前に最後までフィールドに立てるのか。

そして……反町一樹は、この試合を勝利に導くことが出来るのか。

幽香「(敵になるものは……蹴散らす相手は強ければ強い程、勝利した瞬間が面白い……。
    反町一樹……私の獲物になってくれるだけの実力をつけていてくれないと困るわよ。
    そうでなければ……)」

勝った時に見下す価値すらも、無くなってしまう。
幽香はただそれだけを考え……再びフィールドへと視線を向けた。
その瞬間、フィールドには両陣営の選手達がタイミングよく入場をしてきたのだった。


0ch BBS 2007-01-24