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【合宿】幻想のポイズン49【ラストスパート】


[753]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/02/25(金) 23:35:17 ID:???
靈夢「(駄目ね……これは止められない)」

スッ……

魅魔「(相変わらず気分屋だねぇ……これが全盛期に戻ってきたっていう確たる証拠でもあるんだが)」

反町が、自身に出来る最大限のパフォーマンスをすると"知っていた"靈夢は……。
なんと途中でボールを奪いに向かう行為を止めたのである。
これに監督である魅魔も難しい顔をするのだが……。
靈夢は涼しい顔のまま、自身を追い抜いていく反町に視線をやりつつゆっくりと戻り始める。

ジョン「あっ……ああああっとォ!? 靈夢選手、これは一体どうしたことか!?
    反町選手へのプレスを途中で中断! 怪我の様子はありませんが……」

霊夢「(相変わらず気に入らない……! 一歩上にいる位置から見下しやがって……!)」
反町「(な、なんだかよくわからないけど……とにかく、突破成功だ!
    なんだか調子も上がってきたし……これはチャンスだぞ!)」

この靈夢の動きに、霊夢は更なる憤怒の表情を顔に浮かべ。
一方で反町は靈夢のプレイを不可解に思いつつも、左サイドを駆け上がり……中央に視線をやる。
中央では今正にリグルと魔理沙の両者がPA内へと進入しようとしていた所であり……。
命蓮寺DF陣もまた、これに向けて椛。
そして、キャプテンの佐野が慌てて指示を飛ばしながら陣形を整えなおしている。

椛「ムラサ、反町さんにプレス! フリーにさせちゃ駄目ッス!! 」
佐野「(くそっ、なんで反町さんがあんなドリブルを……! ええい、今はそれより守備の指示だ!)
   白蓮さん、ゴール前で椛たちと一緒に固めてくれ! こんな速攻で点取られてたまるか!!」
リグル「ハッハァー、反町、こっちだ! まずはこのエースがかるーく一点取ってやる!」
魔理沙「……………………」
反町「(こっちにはムラサ……っていう、なんかセーラー帽を被った選手が来てるな。
    どうする、ここは中央にセンタリングを上げるか。 このまま俺が撃つか……)」


0ch BBS 2007-01-24